本気を出せば なんらかのストーリーで、「本気を出せば自分だって」「まわりの人間や環境が悪いだけだ」とか思いこんでいる人間が、実際的な壁にぶつかり、のりこえられず、くじけ、絶望さえして、そうして、真実の自分を見つめ直すこととなり、自分と向き合…
誰も見ていないのもよい 誰も観ていないくらいのひとけのない場所で、人目を気にすることなく書けるのも、かなりよい。プレッシャーがない。過剰な期待もない。落ち着いて動ける。自由だ。自然だ。あるがままだ。 みたいな見解を持つことはあるけれど、でも…
すぐ惚れこんで称える 惚れこんで全肯定、みたいなテンションで、物事や誰かを称えてしまっているようなシーンが、まあやっぱりけっこうある。ハマりやすい自覚がある。制しようと思っているが(制すことができていると思いこんでいる瞬間も多々あるが)、実…
粋なリズムとテンポ 慣用句・常套句・定型句みたいなものたちは、書く側と読む側、いずれもを、思考停止させるほうにいざないがちだし、文章から独自性を奪ってつまんないものと化させていくフシもあるから、できるだけ使わないほうが無難、という意見にはた…
制御超 制御しきれないくらいの言葉の量を意図しているところはたぶんある。吐き出せるだけ吐き出そうみたいなテンションで、最近は、もろもろ日記を書いている。いろんなところでいろんな書きかたを試したりする。なんでも許す。コントロールしきれないボリ…
気づけば億劫 とにかくふわっと億劫になってくる。気づけば手が止まっている。なんとなく着手できなくなっていく。そちらに目を向けないよう、欺瞞めいたもので認知を誤魔化しているのも、じっと見つめ直してみれば、わかる。なんだか続かなくなった日記は、…
触れた作品のことが、かけらも頭に残っていないケースすら、たまにある。けっこう衝撃も受ける。観たことすら忘れている漫画や映画を見ていて、「あ、これなんか見たことあるぞ」ってなってくるのは、おもしろいはおもしろい。でもだいぶビックリはする。 こ…
おのれに対するプラスの気持ち 「自信」「自尊心」「自己肯定感」って分けただけでも、ぜんぶちょっと違う。人と比べて生まれる感情か、そもそも感情なのか認知なのか表層なのか下地なのか、とか、微妙な要素の組み合わせで、変わるみたいである。「自己承認…
ミス平均 たとえば、自分がなにかしらミスして凹んだ際、全人類の統計的な「ミス数」「ミス率」なんていうものを、もしも教えてもらって、さらに、自分のミスが、それらの平均値や中央値を超えるものだったとしたら、たぶん、凹まずに済んでしまうんだろう。…
数秒で離脱 書店で買うか買わないか決めるときに、手に取った本の最初のほうを、ぱらぱら読んでみたりはする。が、ほんとうに一秒にも満たないところで読む(見る?)のをやめ、ページを閉じて、棚に戻していることも、たまにある。その挙動を自覚して、いや…
説得する言葉 不完全も許す。中途半端も許す。手抜きだってまあよしと言ってやる。どっちつかずでもいい。破綻も意味不明もよしとしたい。ほんとうはなんだっていいはず。こうせねばならない、こうあらねばらない、このレベルに達していなければ引っ込んでい…
難解 わかりきった当たり前、みたいな話を、むだに難しく話している気がすることはたしかにあって、自分で読み返しても、さすがにこれはヘンなふうにこねくりまわしているだけでは?って、ときどき感じる。が、なんでそれがダメなのかよくわからん、と思わさ…
気づき ぼくなりの「気づき」を残しておきたい、といった気持ちで、日記を書き残しているところがあるのだけど、気づいた事実自体をすぐまた忘れて、都度、気づき直しているような気もしなくはないし、そもそもふだんの視野が狭いから、たとえ気がついたとし…
まえがき 講義や解説のまえに、全体像・枠組み・骨組み・歴史・根本になる視点の話などをしてもらうのが好きだ。奥深さや広がりを予感させてもらえることが嬉しいし、語り手がそこまで理解の手を伸ばしたうえで話そうとしてくれていること、おかげで、きわめ…
根源にかする うだうだと考えていたことの背後に隠れていた思惑、というか、志向や感覚に、すうっと、運よく、目が向く瞬間がときどきある。ここをいじれば、その刺激によって、波紋が広がるように、いろんなことがすすすすっと変わっていってくれそうな、本…
鋭いひと言 鋭いことを言いたいとか一定思ってしまっている。思っているなあとときどきは気づく。具体的には「言われてみたらたしかにそう!」って思われたい。気づきをあたえる――蒙を啓くことばを投げかけたい。とはいえ、人生においては、あんまりよい"追…
スカスカでもよい 粗くても乱暴でもよいからとにかく残す(なにも残さないよりはよいよね)、っていう方針による行動が、やっとそれなりに自然にできるようになってきた気はする。「気がする」くらいのうちは、まだまだ変化の途上なのかもしれないけれど、で…
ことばの限界 素晴らしい!って衝撃的に思えることばと、特になんとも思わないとかつまらんとか感じてしまうことばの、落差が激しい。ここの高低差を踏まえると、ことばの可能性って、いまだにぜんぜん想像がつかないな、って思った。どれくらい突き詰めてよ…
身体性と頭のきもちよさそう 身体性のもとでなんとなく気持ちよくないイメージをいだいてしまっていると、よいものだとたとえ頭で理解していても、無意識に避けてしまっている、というようなことがたまに起こる。理解や納得より「きもちよさそう」「きもちわ…
戦略話 あるゲームの(すこし前に遊んだボドゲ、テラフォーミング・マーズの)攻略の解説文を読んでいて、そのとき胸中に渦巻いていた不安が、いつの間にか、少し薄まっているのに気がついた。ふと顔を上げてみたら、なんとなく前向きになっていた。気晴らし…
これだけあればもういい もうこれだけあればいい、これだけ手元にあるならほかはいらないかも、くらいのことまで思わされる読書体験が、ときどきはあって、明らかな誇張というか、勢いだけの一過性の発言というか、事実じゃないのは間違いないのだけど、それ…
怒りエネルギー防衛 怒りが精神を守るためのエネルギー回路内にも循環してくれていて、めずらしい日だった。構造的には特にめずらしくないはずなのだけど、実際にそれができている場面は少ない。そっち方面に回せるタイプの質と量の怒りが生まれるところにま…
散漫に なんとなく散漫だった。ふだんより余計に気が散っている。よっぽど落ち着かない。基本、気が散るほうではあるため、いつも通りの見慣れた光景じゃん、とか思って、正直、油断はしていた。ちゃんと注意を払えていなかった。しかしたぶん、平均より目移…
締め切り 「まだまだ締め切りまで余裕があるな~」って思うのが好きっぽい。そういうことを思いたいだけというか、頑張る可能性を握りしめて自己満足に浸っているだけ説は、かなりある。締め切りが好きなわけでも、締め切りを守るのが好きなわけでも、たぶん…
だるかった 風邪ひいたから一回休み、というような日記文がだいぶ好きだ。気軽にそれが書けるテンションの日記観が好きなんだとは思う。毎日いちおう書き記そうという意識も好きだし、一行だけの端的な報告を許容する意識も好きだし、風邪なら日記なんて後回…
試験対策 しっかり過去問で試験対策し、出ないであろうところは捨てる。試験範囲が広くなりがちな科目や、問題が複雑になりがちな分野は、そもそも選ばない。重要性・緊急性・バリュー・イシューを踏まえる。なにを「やらない」かを決める。かんたんにできて…
評系 たとえば「批評」「評論」「書評」。共通する文字もあるし、やっていることもだいぶ似通っているため、基本的には混同していると思う。同種、同系統、同系列、とかって判断することが多かった。成果物も細かくは見分けづらいし。 ちゃんと区別できてい…
気分転換 なんというか、やさしい気分のときにやさしい文章を読ませてもらうのが一番よい気はする。 やさしくならざるをえないくらい静かな風景描写を文の最初に置かれて、どうしようもなくやさしい気分にさせられてから、そのまま、内容的にもやさしい考え…
こんなふうに聞こえてたかも 「このまえ書いた日記、よく考えたら、めちゃくちゃヤな感じに聞こえてたんじゃ……」「こんな俺スゴイだろみたいに聞こえちゃってたんじゃ」「傲慢や不遜みたいに聞こえるんじゃ」「自虐みたいに聞こえるんじゃ」「無礼みたいに聞…
遠回し 相手が喜んでいるから「やりたくない」とか言いきれず、内心ちょっとストレスを感じながらも(あるいは最初はただ楽しかっただけなのに、いつしか義務感のようになって楽しかった気持ちもストレスに転じてしまいながら)続けていることが、ときには、…