世界は称賛に値する

日記を書きます

2024年02月26日(月)おおまかだけで動いた日

下ごしらえも仕上げもしない

丁寧な下ごしらえと仕上げの一手間で、料理の味はだいぶ変わる。味わいにおける、上質さ、繊細さ、精緻さがこういったところで担保される。見た目のクオリティなんかも同じだろう。入念の整えられた細部が結果として全体の出来栄えを一段上げる。しかし、この種の、「細かいところに対し、手間暇をかけて、"クオリティゲージ"の最終段階、極めて伸ばしにくいステップを無理矢理にでも高める」振る舞いが、ぼくは苦手だ。というか要するに、諦めがちだし、手を抜きがちだ。業務環境ないし上司は、ここで、手を抜かずに何時間かけてでも最高品質のものを出したがるタイプであるため、結果、相性が悪いんだと思う。少なくとも噛み合わせは悪い。育児や家庭に重心を置きたいと思っている昨今だから、というふうにいえば聞こえはよいが、実際のところは、プライベートでの遊びや人間関係も含めて、非業務の領域が好きすぎるせいではあると思う(下ごしらえや仕上げを"遊び"の範疇に組みこんでしまう(誤認させてしまう)ようなコントロールができると、だいぶ強みとして動ける、という自覚もあるけど)。

上司の性格や人格に「世界観が合わん」「思想が合わん」「好きじゃない」と思うことは多い。が、こういった、アプローチにおける好みの違いも、まあ理解できるところではあるわけで、端的に、「オマエが間違っている」とまで言えないところもあるにはあるのであった。異なる世界観を持つ人間とうまく協働できるようにするのがむしろオマエの仕事だろ、とはいちおう思わなくもないが。