思考記

嫌いと思う理由、暫定三つ

▼▼見ていると決心や思想や価値判断が脅かされる(否定されている気持ちになる)、所有物や近親者や自分の身体面や社会面に害がある、嫉妬、の三つが「嫌う」──「消えて欲しい──去って欲しい──なるたけ近寄らないで欲しい、と望む」理由かなー、と整理した(…

切り取り性と芸術

▼▼芸術と、世界に対する「切り取りかた」には、関わりがある、と印象している。神様が全知全能で「切り取らずにいられる」者だとするならば、神様に芸術はないのかも、と思った。 ▼▼人間の持つ「切り取り性」を──人間の知性の限界と、限界があるからこその「…

活動確率を高めてくれる昂奮を保護

▼▼世界と人生と日常における、効果と効率、よさ、満足度と充実度、のようなものに関して考えてみると、やはり「活動量」が肝心なんじゃないだろうか、とは思えるところがあって、であるならば、活動ができる確率を高めてくれるタイプの気持ちや考えを、注視…

おしなべてモドキ

▼▼××モドキ、というような名称を付けられた動植物が時々いたりする。道具や料理なんかの名称として使われている事例はあんまり見ないかなあ。 ▼▼モドキを付けるだけのネーミングは流石に粗雑すぎるだろ、サボりすぎだろ、なんて思ったりもしたのだけど、改め…

絵描きの目の不思議

▼▼錯視画像を使って「目」で遊ぶのがだいぶ好き、と言えるのだけど、絵が描かれ、出来上がってゆく過程をじっと見つめているのも、最近は好きになった。沢山の線と模様と色にしか見えていなかったものが突然「絵」として立ち上がってくる瞬間の、ぶわっ、と…

終わった職場の送別会

▼▼以前の職場の送別会だった。相変わらず順調に順当に淋しかった。足場にかける重みの強さは次第に弱く(するように)なってきている感覚があるのだけど、変質するほどには、まだ、変わっていないようだ。消えたり失ったりなくしたりした時に引く線の濃さは…

動画的演出の記憶の現代性

▼▼物事に初めて挑戦するような時に、基本的には、かつて物語なんかで見た近似の情景が浮かぶことが多い。物語で得た知識を活かして予測したりしている。物語記憶が参考資料として処理される。画像データや映像データによる物理的情景の想像、や、文章データ…

パワーワード

▼▼最近は「パワーワード」という言葉を使ったラベリングを見かけることが増えた。まあまあの新鮮さと異質さを覚えながら見つめていたりする。強烈かつ変梃な印象があるなあ! インパクトあるなあ! といった雰囲気が、こういうふうに切り出されて持ち上げら…

多様な解釈が許されすぎる単語

▼▼最近は例えば「パワーワード」という単語を見かけることがあるけれど、文脈を知らずに「パワーワード」という単語だけを見つめてみたとしたら、だいぶ多様で多数の解釈が許されてしまうだろう、と思って、同時に、こんなに「ぱっと見、ぜんぜん幅が限定さ…

準備が整うのを待つ癖

▼▼落ち着く時を──準備が整う時を、待っていたら、結局、なんにもできずに終わってしまう、といった事柄に関する認識が、まだうまく装備できていないな、装備できていないのはなかなか致命的なのではないか、というようなことを、最近は頻繁に思わされたりし…

完全なる新語

▼▼哲学的思考の下では、新たな単語、新たな概念、を創出してみせんとするくだりというのが、時々あるかと思う──時々見かけたりする。例えばグリーンとブルーを混ぜ合わせた「グルー」なんかがそうだ(「グルーのパラドックス」で使われる概念である)。とい…

抽象論・具体論・側面

▼▼コダワリとコダワラナイの、平衡、比率、行き来、の調整が人生論的に重要だ、というような抽象的指針のことを整理しようかなという思考が始まっていて、実際に「コダワリとコダワラナイを同時に活かそうとする」のって、行動としては、誰かに何か言われた…

力を発揮できる環境とできない環境の線引きに対する解像度

▼▼バトル漫画の名手にラブコメ漫画を描かせたら、たとえ、かつて傑作バトル漫画を描き上げた人物であったとしても、駄作ラブコメ漫画を描きうるだろう、というような想像はいちおうできているのだけれど、一回、バトル漫画の傑作を描き上げてみせたような描…

理解共感からの距離感マッピング

▼▼相手の好きなもの嫌いなものの話を聞くことで、相手との距離が近づいたように思えたりする。判ったような気持ちにさえなれる。理解が及んだ気持ちだってなれる。想像が可能な気分が出る。同じ「人間」としてようやく見えてくる気さえすることもある。支配…

新鮮味なしの言葉だけで

▼▼新鮮味が味わえる言葉が好き──馴染みのない言葉が頭の中で軋む音が好きだ、というようなことを思ってしまいがちなので、新鮮味のぜんぜんない「滅茶苦茶馴染んでいる言葉」のみを使おう、といった指針および制限の中で日記を書いてみるのも面白そう、と思…

スゴイが消えないように

▼▼斬新な切り口! 鮮やかな閃き! スゴイ発想だ! こんなことほんとうによく思いつくな……! といったところに対する「驚き」が、ボードゲーム(アナログゲーム)で遊んでいる時に得られる「好きなところ」の一つである、というようなことを、最近は特に思っ…

あえて意識的に、切り離す

▼▼馴染んできた頃に、あえて見直しを図ることは、気持ちがよい。 ▼▼獲得してから──じぶんの延長線上にあるものであるかのように思える頃になってから、意識的に、意図的に、改めて、見つめ直し、精査する、ということの気持ちよさ。 ▼▼というふうに考えてい…

疑わないことが大切にすること(の一部)か

▼▼誰かを大切する、ということは、誰かを(比較的)疑わない、ということを含むのかなあ、と少し考えていた。相手の行動、相手の言動、相手の思惑、等々を、常々疑い、随時検証してみせる、ということは、相手を大切にしていない、ということになるのだろう…

フィッシャーマンズ・ホライズン

▼▼ファイナルファンタジー8に「フィッシャーマンズ・ホライズン」と呼ばれる地名があって、おそらくこのファイナルファンタジー8で初めて見知った単語だったと思うのだけど、このゲームで見かける前からこの言葉を知っていたような印象が、今でも、なんと…

ツイッター言葉のねじれ2

▼▼Twitterの言葉の指向に関する「ねじれ」が、時々気になってしまうのは、ぼくに話しかけてくれているのではないか?とぼんやり思ってしまっている言葉が実はそうでなく、ぼくの言葉もまたなんとなく話しかけているつもりの相手には実は届いていないのだ、と…

概念を素早く(希望)

▼▼各自の職業や職務にまつわる雑談をしている(最近、仕事、どう?)ような時に、おのおのが抱えている「職種にまつわる専門用語」が思いのほか異なっていて──おのおのの中から自然体のままで出てくる「独特の言葉」がだいぶ耳慣れなくて、普段の生活の影響…

最も好きな物語を書いた人が最も嫌いな人だったら、という思考実験(って思考実験、人格分裂や異世界みたいな複雑な思考実験並みに脳が混乱するぞ……、と思えた)

▼▼作家と作品は別である、と認識するよう促してくれる言説は時々あって、賛同もあるし異論もあるのだけれど、最も好きな物語の書き手が、最も嫌いな人だった場合、というのがあとから判った場合──、というふうに思考実験をしてみて、気持ち、感情、判断や認…

過去形と現在形つかいわけ

▼▼小説の一文を読んだ時に、現在形と過去形では、意味が、少し、変わる。雰囲気的に言えば、切実さや不安さが変わる印象だ。現在形は切実の匂いが強くなって、過去形は不安の匂いが濃くなる。気がしている。同じことであっても、現在形と過去形のどちらを選…

手すりや足場があれば少し緊張せずにいられる(油断する)(判断の量が減る)

▼▼手すりや足場がないところを進んでいる時と、寄りかかれるものがあるところを進んでいる時の、違い──体勢や挙動の決めかたの違いや、緊張感や油断感の違いが、「こういうときはこうである」「これはこういうパターンだろ」というふうに「型」を使って思考…

言葉のよさを物理的よさと比べる

▼▼いろいろな感覚における「よさ」を思い浮かべながら、文章、理解、物語、といった事柄などにおける「よさ」と、比較して考えていた。 ▼▼味覚における「美味しさ」、嗅覚における「よい薫り」、肌感覚の「肌に触れる時の快感」、温度感覚の「温度的な気持ち…

目を使っている時のことばかり

▼▼見方とか視座とか観点とか眼差しとか、目ばっかり特権化というか、物事を捉える基準とか背景にしすぎ、なので、物事の捉えかたの話をする時、目のことばっかり考えるのは少し控えよう、と思った(鼻とか肌とか耳とかで「捉える」時のことも想起してあげて…

国家経済人類と、一緒に発展(発展の正しさの薫り)

▼▼国家が死なない、経済が死なない、人類が死なない、富む、発展する、といった物事を「善」「正しさ」だと見做す機会って、生活圏内だとほんとうに多いので(そして人生はほとんど生活圏内なので)、いやもう『ぜんぶ』「正しい」方向性でしょー、というよ…

無邪気→型という武器獲得

▼▼ある新しい分野に手を出した時、最初は勝手が判らず、当該分野内で共有されている区分のことなんかも知らずに、新鮮な手触りでなんでもかんでも触れてみたりするわけだけど、次第に詳しくなってきて、勝手を知り、区分を──型を──ジャンルを知り、そうして…

法律を知って宗旨替え

▼▼法律を知ったことで、子供の頃の思惑からは宗旨替えされることが、当然あって、しかも、法律というものを「局所最適や全体最適の噛み合わせを頑張ったもの」と認識し始めたりすると、まあなるたけ従いましょうかー、というような気持ちが出てきたりもする…

瞬間湯沸かし器的な快楽と身体性、残り続ける種火の精神性

▼▼瞬間湯沸かし器的な快楽が得られて楽しいと叫びたくなることもあれば、じりじりとした気持ちよさが胸の中に残り続けるものもあって、じりじりと維持されていた種火が時間の経過によってごうごうと燃え盛り始めることも、沸騰したあとになぜかぜんぜん熱が…