ごつごつしていてやさしくない
なんで堅苦しい言い回し(文語と漢字)ばっかり選びたがってしまうんだろうなあとは思う。堅苦しいというか鹿爪らしいというか肩ひじ張っているというか。なんにせよぎくしゃくしている。可動域や自由度が低い。
幾何学的というか杓子定規というか、見栄えのよいフォーマットに従おうとする感じが、どうしても拭えない気がしている。まあ、拭いたいともたぶんあまり思っていない。妙なあこがれ、幻想、イメージを抱いてしまっているんじゃないかと思う。誰かのそういう格好良さにいまだに引き摺られている。魅入られている。読みやすさ等より、まぼろしみたいな個人的な羨望を、自然と優先している。結果、世に問えないタイプのやつになっている。覚悟や諦めがあるならそれも悪くはないのだけど、中途半端にやっているだけなら、あんまりよくないやつ、とも感じる。
やわらかくて、なめらかで、あたたかい、おだやかな文章も、むしろだいぶ好きで、たくさん読ませてもらってきているはずなのに、なんでそっちのほうに倣うほうに傾かないのかな~、と、けっこう不思議にも思った。羨望という言いかたをするなら、そっちのほうに、よほど、あこがれている気もする。だからというわけでもないが、好みとか美しさの話じゃ、実際なくて、ただの手癖の話なんじゃないかとも感じる。