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日記を書きます

2023年10月17日(火)誤字脱字と、夢で逢いましょう

スマートフォンの誤字

スマートフォンで文章を書くのには慣れた。違和感なく書けるようになった。習熟はひとを変えるなと驚いている。ただし誤字脱字は増える。読み返したとき驚くくらい間違っていて驚いた。じぶんで書いておいてなんだが「驚くくらい××で驚いた」って言葉づかい、トートロジー的な構造もふくめて強烈だな。"トートロジー"って呼んでよいのかすらわからない変テコさがある。なんにせよスマートフォン執筆の怖ろしさを味わっている最近だ。てにをはの誤りも多い。カーソル移動の不自由さのせいではあるんだろう。逆によい点を挙げるなら、没頭できるところかなと思う。誤字脱字にも気づかないくらい視野が狭まってしまうおかげなのか、夢中にはなれる。気持ちのよい書き味だ。

夢・出会い・魔性

『夢・出会い・魔性』(森博嗣/講談社文庫)を読み終えた。Vシリーズを再読中だ。題名の文字列に「夢で逢いましょう」「You May Die in My Show」が架かっている。クイズ番組の撮影のため訪れたテレビ局で殺人事件が起こる。出版された当初に読んだときより犯人像に新しさと怖さがあった。昔はこの人物の異質さがつかめていなかった気がする。人生経験の少なさが、こういうひともいるのかもね、と、違和感を生じさせていなかった可能性がある。つまり、昔より違和感が強まって、怖かった、という言いかたができるかな。結論としては昔より楽しく読めた次第だ。

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夢・出逢い・魔性 (講談社文庫)