世界は称賛に値する

日記を書きます

2024年08月03日(土)未整理の懐かしさをなんとかする

写真振り返り

週末の夜にときどきオンラインで雑談したりする。友人らと話した。こういった時間を作ってもらえることがありがたい。気分転換の時間はどうしても欲しい。油断するとすぐに目線が硬直化し始める。価値観や判断軸が"凝り固まっている"のを、最近はすごく感じる。凝るまでの時間も短くなってきた。同じ(精神的)姿勢で固まりがちなんだと思う。ひとさまに合わせていたほうがラクだ、といった気分をメインフレームにした人格も育ってきてしまった、というのも関係はしているかな。ひとさまからの評価にばっかり立脚していると、楽なところもたしかにあるが、姿勢的には無理も出る。なんにせよ、凝りをほぐすために談笑する時間を作ってもらっている次第である。異なる文化圏の住人と話すのは、精神力が削られる面もあるものの、凝りがだいぶほぐされるのは間違いなくて、好きだ。事後的には、たいてい、よかった~、ってニコニコできている。

歓談中、昔の写真を振り返った。見せたり見せてもらったりした。懐かしいという感覚・感情はだいぶ好きなほうだ。比較的よい思い出話が多かったとも思う。母校が移転した話をあらためて聞いた。かつてよく遊んでいた街の現状もうかがった。変わっている話も変わらないままの話もおもしろい。

同時に、特別な日のことをもっとわかりやすく整理し直しておいてもよいな、とも思わされた。特別な日なんてそう多くない。特にいまでは年に何回もない。日誌や日記を、最近は、デジタルノート「Obsidian」にまとめるようになったけれど、こういったデジタル的な記述の上でなら、「特別な日」だけを別枠にしておくことも、難しくはない。かんたんに切り出せるようになった。「Obsidian」ならノートとノートをリンクで繋げることもできるので、なおさらやりやすい。小難しく考えずに、適宜、ちょこちょことまとめてみてもよいんじゃなかろうか。

多数のブックマーク

「お気に入り」とか「ブックマーク」とか「ウェブクリップ」とか「ほしいものリスト」とか「RSSリーダー未読」とか、素敵だったもろもろとの出会いの記録も、たくさん残してきている。好きだったものたちに繋がる(はずの)ショートカットが、積み上がってきている。思い出の振り返りが楽しい、という話をするなら、このあたりも、そういったものの宝庫だといえる。ただ、ぜんぜん整理できてはいない。放置気味だ。そこら中に散乱している。ウェブブラウザのブックマークも、はてなブックマークも、Pocketも、Evernoteも、Notionも、内実はごちゃごちゃだ。意外とどれもちゃんと残してあるのだが、どこになにがあるかはわからない。

十数年前のブラウザのブックマークを、たとえば全公開してみたら、個人的に、ちょっと楽しいかもしれない、と、なんとなく思った。ぼくのほかに誰が見ていたのかもわからない、かつて愛好していたサイトを、紹介してみて、もしも同好の士がいたら、とても嬉しい、くらいの期待だ。パソコン通信あたりまで巻き戻しながら紹介してみたい欲すらある。

まるで整理の進んでいないブックマーク類の現状を思い出して、「ひとつひとつ、振り返ってみせながら、いまさら紹介するような形で、整理を進めていく、っていうやりかたもアリなのかもしれないな~」とも思った。いまでは消えているのが残念でならないあれやこれやのサイトのことも、あらためて触れられたら嬉しい。死ぬまでにひとことくらいはなにかを残したい。好きだったという言葉をささやかに刻んでおきたいなとは感じた。