世界は称賛に値する

日記を書きます

2023年11月11日(土)ポイントを記録する

整理されたところを記録

新たな知見を学ぶタイプの読書では、整えた「分類図」「要素のリスト」などを提示してもらえることが多い。こういった整理されたところを端的に記録しておくだけでも学習効率は上がるはず、ってあらためて考えた。わかりやすく構造化・単純化された俯瞰図やリストだってなんだかんだ忘れてしまうことが多い。時間がたてばだいたいはデフォルト値のゼロくらいに戻る。ならば、覚えやすいところだけでもなぞっておくことで、忘却率をわずかに下げることができただけでも、効果はおおきく変わるだろう。零と一じゃぜんぜん違うとも思うし。一部でも頭に残ってくれるなら御の字だ。

わかりやすいところだけを書き残すなんて記録としてサボりというかズルいというか、手抜きにもほどがある、みたいな固定観念が頭のどこかにあって、そのせいでブレーキさえかけてしまっていることがあるのだった。「せめてもう少し整理して丁寧に書きなよ」「雑な枠組みくらいしか残せないならあとで時間をとってまとめなよ」みたいなツッコミがどうしても渦巻いてしまう。けれどそれって変な思いこみで手を止めているだけじゃん、と今回あらためて反省した。一周して手を抜く理由にしてしまっているだけだろとも思った。たしかに、もっと綺麗に取りまとめないと、と言いながら後回しにして、なにもしていないことのほうが多い。

「点」

ほんとうにちょっと記録してみるだけで(なにもしないのと比べたら)ぜんぜん違うはずだぞ、と認識をあらためた次第だ。「これは以上の5つのステップからなります」「これを構成するものは以下の5つです」といった説明をしてもらったときの、その"5つ"を書き残しておくだけで、少なくとも、なにも記録しなかったときとは異なる効果が期待できるはずだろう。せめてそれくらいは残したい。

というかな~。整理された要素、つまり「点」の羅列を記録するんじゃなくて、「線」を記録したいと思いすぎなんだよな〜。論理や因果、コンテクスト、ネットワーク、フロー、ダイナミズムといった、全体的で動的なところまでを通底させた、しっかりした形状を記録しないと意味ないじゃん、とか思いすぎ。大仰に考えすぎだぞと反省した。