世界は称賛に値する

日記を書きます

2023年11月18日(土)本好きを始める

本好きの下剋上

『本好きの下剋上』を読み始めた。おもしろいよという話は無数に見聞きしていた。最終巻がついに出ます、完結します、という話も聞いて気になっていたタイミングではあった。とはいえ食指を伸ばすまでには時間がかかった。絶賛されすぎていると逆に遠ざけてしまうタイプの愚行が発動していたんだと思う。まったく好んでいないアクションなのだが残念ながら陥りがちだ(陥りがちだから嫌いなんだと思うが)。いずれにしても、ふと読み始めた結果、没頭しすぎて電車を乗り過ごしたため、おもしろくないとはまったく言えなくなった。むしろもっと早く読めばよかったやつである。アニメ版を少し見てはいたので続きとなる第二部から読み始めた形だ。というかアニメ版を半端に見てしまったためにどう乗っかればよいか迷って読むのが遅れたフシもなくはないな。

とにかく尻上がりにおもしろくなっていくとは聞いている。舞台が変わるたびに登場人物が増えていって、しかも過去キャラとして使い捨てられることもなく、ただただ楽しい人間関係の図柄が広がっていく、というような流れを(評判からも)想像している。たしかに軽く読んだ感じでもそのあたりの手腕が卓抜していそうではあった。「登場人物が増えていく」「出てこなくなる登場人物がおらず皆がずっと活き活きと登場する」「人間関係のつながりもどんどん拡がっていく」といった物語の構造は好きだ。楽しみにしている。

本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第二部「神殿の巫女見習いI」 (TOブックスラノベ)

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