世界は称賛に値する

日記を書きます

グノーシアの動画を見た4/16日

グノーシア プレイ動画1

ジャック・オ・蘭たん氏が『グノーシア』の実況プレイを始めた。好きなゲームなので、お、グノーシア始めたんだ、と嬉しく思った。こまめに更新されていて、日々の楽しみになっている。

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『グノーシア』はいわゆる"人狼ゲーム"の要素をうまくシステムとストーリーに織り込んだデジタルゲームだ。プレイ済みで、インディー(小規模開発)寄りの作品が持つ、ほどよく引き締まった規模感はあるものの、図抜けておもしろかった印象である。

物語の設計としては、ループする世界(宇宙船内)を舞台に、人狼ゲーム的な"グノーシア探し"を繰り返していく形になっている。幾度となく続いていくループの中で、グノーシアおよび世界の謎が紐解かれていく。登場キャラクターたちの際立った魅力および設定と、そのキャラクターたちが織りなす人狼ゲーム的な交錯におけるおもしろさが、綺麗に噛み合ったゲームだった。エピローグも素敵だった。人狼ゲームが土台になっていることによってたびたび引き起こされる突飛な展開に笑わされたり驚かされたりするところもふくめて、ひとが遊んでいるのを観るのが楽しいゲームと言える。

ストーリーを楽しんでいる光景

「抜群にストーリーが楽しかったゲーム」が遊ばれているのを見たい欲がある。いつだって見たいくらいのことは考えていると思う。至極シンプルに、際立った物語に心揺さぶられたり感極まったりしている姿を見たい欲がまずある。そして、かつて自分が味わった衝撃、感動、涙、驚愕、恐怖なんかを、もっとたくさんのひとに味わってほしい欲がそこに混じってくる。対象作品を挙げるなら、グノーシアのほか、FF10、ラストオブアス、龍が如く7、逆転裁判、犬神などが思い浮かぶかな。忘れかけていたストーリーが思い出せるところ、シンクロ的にまたそのときの気持ちを味わえるところ、なども楽しみつつ観ている。逆に、なんというか、淡々とプレイされると、自分の中にあった"気持ちが激動した記憶"が色褪せる感じがあって、あんまり見たくないな~とは思ってしまいがちだ。

グノーシア プレイ動画2

実況プレイ動画に求めるのはストーリーが見せる図抜けた乱高下に揺さぶられている姿なので、没入度や感情移入度が高そうなプレイヤーが好きだ。その意味でも、またはそれだけじゃなく総合的な意味でも、非常に好きなプレイヤーは稲葉百万鉄氏かなと思う。ふひきーと名乗っていた時代から引き続いて好きである。稲葉氏も以前に『グノーシア』を遊んでいて、この動画も非常におもしろかった。落ち着いていて見やすいし。物語や人物に対する読解力が高くて、洞察がしっかりしていたところも楽しかった。

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