世界は称賛に値する

日記を書きます

全世界の土曜日 6/10

書けることだけ

日記に"すべて"は書けない。どうしたって書き逃す。というか、そもそも書き逃すも書き逃さないもなく、ただ単に"書く俎上まで挙がっていない"ことが無数にある。書いていることなんてほんの一部だ。ぼくの世界あるいは人生のひとかけらにフォーカスを当てて(運よくフォーカスが当たって)、そこで言えることを言っているだけだ。書こうと思ったら書けるけど、思いつかなければ書けない。至極自然で当たり前な日常の事柄であろうと、ぜんぜん書けていない話はたくさんある。

パソコンをPCと書くのは違和感を覚えるという話もたぶんしたことがないし(英単語の頭文字をとって略語としてあつかうやり口、昔からぜんぜん好きじゃないし)、けれどそれが浸透してしまったらそちらの表記のほうがよいのかな~とは迷うし(最近みんななぜかPCって書くようになったよね~と思っている)、そして、いま使っている"パソコン"にはディスプレイがふたつ繋がっていて、そのそばにはEcho Show8というスマートホームも置いている。いまのぼくの視界の情報である。この、毎日見ている景色のことも書いたことがなかった。今後も書かなかったかもしれなかった。ことばとして残すことなくただ消えていったかもしれなかった。ふとそう思ったため書きたくなった。こんな身近なものすら書いたことがなく、今後も書き漏らし続けるのは間違いなくて、ちょっともったいないし、さびしいかも、と、少しだけ思った。今日の起床時間も、今日の食事も、今日の天気も、たとえば書いてないし。