世界は称賛に値する

日記を書きます

呪術テラーの5/8月

思惑語り

思惑や意図をわざわざ語る→その姿から、つまらない感じ・くだらない感じ・ダサい感じ、を受け取ってしまう、という人間がわりと見せる挙動、なんなんだろうなと思った。なにがどう働いてそうなるのか、そして、その働きが人類にどういう益をもたらしうるのか、なんのために発達してきた機能なのか、あらためて考えてみるとけっこう謎だ。ギャグのおもしろさを説明されるのって興醒め、みたいなやつも同類だろう。

結局のところ「解釈したい!的な欲がある」のかな。もしくは、「解釈によってみずから見出したものこそを強烈な実感として受けとめる習性が我々にはある→ので、解釈する余地なく明瞭な説明によってもたらされたものを、見下しがち」みたいな事態もありそうだけど。

予備知識があったおかげで、なんとかそれを解釈できた、それが持つ面白みに(ぼくだからこそ)たどりつくことができた、というようなときの、格別な快感って、間違いなくあるしな~。"解釈という行為が楽しい"のは、わかる。解釈に限らず頭を使うのがそもそも楽しいという方向性もあるだろうし。

言語が面白みを消すのか、説明が面白みを消すのか、っていう問いの立てかたもありそう。

パラノマサイト FILE23 本所七不思議

パラノマサイト

スクウェア・エニックスの『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』を遊び始めた。非常に評判がよくて気になっていた新作だ。ホラーは苦手なので、すこし尻込みもしていたけれど、それを上回る面白みの匂いがあった。聞くところによるといわゆる「恐怖の物語」でもないようだ。いやいや十分怖いじゃん、と、始めたばかりの展開では思わされるところもあったものの、まあたしかに、「怖い!!!」ってなるような空気ではなくなってきたと思う。まだまだ序盤だけど、異能バトル的な呪殺バトル、群像劇、ミステリ要素、といった物語要素、それぞれが、上質の気配を見せている。続きが楽しみ。

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