世界は称賛に値する

日記を書きます

比喩エクスプロージョンの5/9火

頭の中の動きは謎

頭のなかの挙動、ってかなり謎だ。わかっている気になっているけど実はぜんぜんわかってないな、とときどき感じる。こういう動きをしているんだろう、というイメージは、いつの間にかたくさん持ってしまっているけれど、そして、普段はそういった曖昧な理解だけでなんとなく納得してしまってもいるのだけど、厳密に見つめなおしてみたら、まあ見当違いもはなはだしそうである。むしろイメージに引きずられて勘違いが誘発されていそうな気さえするし。

自然現象や化学反応、機械の動きなどを参考に、頭脳に関するイメージを作り上げる、というやりかたがまかり通っているのも、あまりよくなさそうに思える。あと、人間の頭の中ってこういう動きをしてるよね、って、みんな無邪気に言ってくるから、なんか押し切られて、そういうものなんだ~、って信用してしまったところもある。なんにせよあやうい、って思う。勘違いの温床な気がする。

週刊

週刊連載としては打ち切りになったあのまんがも、月刊連載であったならむしろ傑作だったかもしれない、と考えてみることはある。週刊ペースにはついていけず衰弱し最終的には駄作といえるところまで墜ちてしまった作品だけれど、月刊ペースだったなら、なんとかエネルギーを補充しながら続けていくことができたかもしれない。運がよければ稀有な才能が発揮されるところまで達しさえしたかもしれない。なんとなくしりすぼみになってしまったまんがのことを、やや悲しく思い出しながら、そんなふうに考えてみたりもする。そのまんが、その作品にとって、最も適したペース、リズム、テンポが、あって(あるだろう、という考えかたはありえて)、そういった切り口で、物語を眺めるのも、わりと楽しそうだと思うことはある。週刊だからこその必死さ、無謀さが、むしろ上質さを呼び寄せた、ということもありそうなので、むずかしいところだけれど。