世界は称賛に値する

日記を書きます

2024年09月08日(日)咳だけが強まった

咳がほどほど長いあいだ続いている。流石にそろそろよくなっていくだろうと期待もしていたのだけど、むしろこの週末で悪化した気配があった。衝撃深めな咳が目立ち始めた。警戒して部屋の空気を入れ替えたりはした。詳しい因果関係は不明だ。睡眠不足の影響というのはありそうな気もしている。実際、夜更かしはしていた。免疫力が落ちていてもおかしくない。ともすれば頭もあんまり回っていない雰囲気だった。

文章の粗

おととい書いた文章の粗も酷くて、書き直す羽目になった。読んでいられなかった。軽快な文章が書けたぞと歓んでいたはずなのだけど、一晩たって読み直したら、スカスカだった。理路をたどり直せず、断裂に蹴躓かされる始末だった。文章の「軽さ」ってあつかいが難しい。けっこうよく誤認もさせられている。要点を維持しながら上手に隙間をくり抜いて、もろくすることなく軽量化できた、とか思っていても、屋台骨や竜骨といった一番大切なところを、実は削ってしまっていたりする。本質や核心めいたところに致命的な傷をあたえておきながら、それに気づけないことがある。

「重さ」のほうはそうでもない。重くする方向性のほうが易しい、あるいは、慣れているんだと思う。文章を推敲する場面でも、不足していた説明の隙間などを埋めるべく、文章を足していくほうが、ラクだ。部品をガツガツ追加してゴテゴテした形にしながらバランス調整していくほうがやりやすい。

「ここはなくしてもよいところだ」と、贅肉的な箇所をしっかり見極めて、一語・一文を熟練した仕草で削り落とし、それでも質を維持しながら、その「話」を軽くしてみせる、というような振る舞いにはまるで慣れていないのだった。少なくとも自然体や無意識ではできない。「削ろう」と決意して挑んだときにだけ、可能になる、くらいの印象かな。