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日記を書きます

2024年08月01日(木)noteの独自コンセプト

ブログの構造的問題とnote

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「ゆるコンピュータ科学ラジオ」で、既存のブログと「note」の違いを浮き彫りにせんとする話が出ていて、楽しかった。ほかのブログサービスと違って、「note」の記事には、広告が貼れない(Googleアドセンスが貼れない。アフィリエイトリンクは貼れる)。広告によって"稼ぐ"のが難しい。つまり、「note」は、そのコンセプトにおいて、稼ぎたいなら「文章のファン」を作ろう、という方向に舵を切った。結果、アフィリエイターが寄りつきにくくなった。そして、文章を愛するひとたちが集まりやすくなった。文章の質、おもしろさや素敵さを軸にするひとたちが集まりやすい空間が出来た。そうして、「note」は、ブログサービスというより、文章配信プラットフォームになった、という切り口だった。

「はてなブログ」を含む一般的なブログサービスと、「note」の違いを、意識したことはなかったと思う。なるほど、とは思わされた。あくまで私見・仮説として語られていたものの、たしかにそういった面はあるように思えた。動画内でも付随して話されている通り、「広告が貼れないんじゃ意味ない」みたいな叩かれかたも、たしかに昔はされていた。けれど、「note」の現状を見る限り、アフィリエイトブログやいかがでしたかブログみたいなものは、たしかに見かけないし、文章にこだわりのある書き手が集っているようにも見える。

ほどよく「note」に興味はわいた。たとえほとんど同じような機能のサービスであっても、コンセプトの違いと、それによるわずかな実装・運用の違いによって、こんなに文化や風情が変わりうるものなんだな、とも感じさせられた。ほんとうに「note」がそこまで「文章を愛する」的な空間になってくれているのか、詳細は不明だ(意外と出くわさないので)。ただ、ちょっと確認してみたいな、と思えるくらいにはなった。

note.com