世界は称賛に値する

日記を書きます

2023年11月24日(金)感激が図抜ける

サイエンスフィクション

ジャンルにフォーカスするならサイエンスフィクション(SF)が飛び抜けて好きである。とはいえ、SFばかり読み続けることは少ない。濃密すぎて受けとめきれなくなってくる。感激が強すぎて精神の壁が削られていくというか。いずれほかのジャンルが読みたくなってくる。ミステリ、ファンタジー、ジュヴナイル、あたりをぐるぐるさせているのが結局は「答え」になっているかな。

おもしろい!!!すごい!!!といった衝撃の話をするならSFが際立ってはいる。が、求めている味わいはひとつだけではないんだろう。超絶美味であっても延々と繰り返すことを求めているわけではないようだ。味わいは変えたくなる。人間の「飽きる」性能は極めて高度だという話も聞くので、その延長線上にある精神の問題ではあるんだろう(という言いかたをすることで単なる飽き性だという解釈をごまかしている)。

哲学や文学の本と、芸術の本と、ビジネスの思考・知識・スキルの本(これもそれぞれ味わいが異なるが)と、心理の本、経済の本、科学の本、などといった学術書・ノンフィクションも、ジャンルを回転させながら読んでいる。世界のさまざまな側面をぐるぐる見ていくのが好きといえば聞こえはよいと思う。

ブラックフライデーセールの絡みでまたKindleのSF作品(ハヤカワ)のセールが話題になっていた。こういう推薦作品を見かけるたびに、積ん読を重ねながら、こんなに読み切れんと哀しんでいる。傑作が薫る作品がこんなに増えていても延々と読み続けることは難しい。

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前置きが長くなる

文章の下ごしらえに時間をかけすぎて話が中途半端になってしまうことは多い。専門的な言い回しが出てくるたびに用語の説明からやり直したがるというか。たとえば趣味の話であっても、詳しいひとしか知らないような話がかかわってきたら、いったん立ち止まって、むしろ後ずさりして、説明し直そうとする癖である。「それはそれでよいんじゃないの」って気もしないではない。たしかに専門用語を垂れ流す文章を連発するよりはマシだろう。が、そのせいで「下ごしらえだけで終わり」が続いていたら意味がない。前に進まない。滞らせたくはない。そもそも、日記のよさは、あくまで"自分にわかればよい"、つまり、専門的なことの説明に時間を取られることなく前にがんがん進んでよい、独善的な文章でもよい、っていうところにあるんじゃなかろうか。せっかくのウリを無碍にしているのはもったいない。