メモ待ち
気になったイメージ、シーン、パースペクティブなどを軽くメモしたくらいのときには、まだ深掘りできていない、と思いがちだ。そして待ちがちだ。準備が整うのを待ってしまう。無意識にそういった気持ちを維持している。悪い選択肢ではあるだろう。準備を整えようとする行為全般が悪いとは思っていないが、準備が整うのをただじっと待つような状態までがそこに含まれると、駄目率はぐぐっと高まる印象だ。待っていても準備なんて整ってくれないことのほうが多い。自身に都合のよい「環境」が構築される幸運を待つほど愚かなことはないくらいの認識である。書き散らかしたメモが「よいメモ」⇒「深掘りされた文章」「洗練された随想」になってくれる日を待っていてもしょうがない。
