それっぽいことを言う
それっぽいこと言ってるだけじゃん、聞きかじった話ばっかりしてるじゃん、わかったようなことを言ってるだけじゃん、曖昧でおおまかなことを言って誤魔化してるじゃん、ってツッコめるときもあれば、そうでないときもある。自分が詳しい領域の話だとまあ気づきやすくはなる(なのでツッコめることは増える)。詳しく知らないジャンルの話でも態度や言葉の選びかたでそんなふうに感じてしまうこともある。そして、そういった”感じ”を受けてしまうと、小説って、非常に読みづらくなるんだよなー。たまにそういうのを喰らって、あ~、なんか萎える~、ってなっている。
国語算数理科社会
このあたりに関しては、国語算数理科社会といった基礎的な知識の重要性を感じるようになった。これらがしっかり基礎づけられた世界を構築することで、そういう”感じ”を感じ取らせないものが書けるんじゃないかな、とは思うようになった。会話や論理や推理、計算や統計や確率、生物や化学や物理、歴史や国家や文化、といったものが安易だと萎える。義務教育とか小中学校の教科書ってすごかったなと思う次第だ。小説家になりたいなら学校の勉強をちゃんとしておくとよいよ、という助言は何度か見かけてきたけど、たしかに、って今は思う。
世界ってそういうところがしっかりしたものだと思っている
だからってそういった要素がしっかりしていない小説がダメだってことでもないんだけども。ただまあ自分の場合はたまに気にしてしまう、という話だ。しっかりしたやつがほんとうに好きなんだよな~。そのほうが物語に入り込みやすくなってるんじゃないかな。たぶん、そういったところまでしっかり組みあげた世界を見せられたときに、それがほんとうにあるものなのだ、と思いやすくなってるんだと思う。惹かれやすくなるというか、惑わされやすくなるというか。世界ってそういうものだと(国語算数理科社会がしっかりしたものだと)思ってしまっているので。その結果、そういうものが見たい、って普段から思うようになっている状態だ。
気になるとき
WEB小説を読んでいるときに、そういうところが気になったりもすることも(けっこう)あるのだけど、趣味的に気兼ねなく書けるWEB小説なんだから、そんなもんぜんぜん重視してないものだってそりゃあるでしょう、って思えてきた。なんか納得した。