創製記
▼▼オノマトペ(しとしと、ばらばら、とっぷり、じっと、がつん、わん、ばたん、しっかり、などの擬態語および擬音語。あるいは両者合わせて、擬声語)が秀逸な文章に遭遇しては「じぶんももっとオノマトペを使いたい活かしたい遊びたい0」とか思い、隠喩や…
▼▼言葉が置かれているコンテクスト想定が、言葉の印象に影響を与える、ということを以前から頻繁に認識し直している。同じ言葉の並びであってさえ「この言葉はどういう文脈の中にあるだろう」という問いのもとで印象を変えると思っている。▼▼日記の言葉とし…
▼▼画面上の文字数と、認識や理解の一まとまり──一チャンクのおおきさ、って、関係しているのかなー、とふと思った。iPhoneで書きづらいとか思ってたのってこのあたりのせいなのかな、って思ったのだった。把握できる文章世界が狭くなるように感じる。目先の…
▼▼最適な改行の量って不明瞭、とはずっと思ってて、伝統的な置きかたの規則は、まあ知ってるけど、でも、最適かどうかまでは検証もしてないし確信は持ててない、なんてふうに思っている。▼▼が、慣れている改行量、は明らかにあって、意味のまとまりの掴みか…
▼▼推薦文を頻繁に見かける時期だ。推薦文を読むのは好きである。書くのも好き。ただ苦手意識があるというか。たどたどしくこわごわやってる印象がある。効果的な書きかたが判らない、対自分で想定してもうまく掴めてない、という印象が強いのだった。 ▼▼文章…
▼▼単語Aを見た瞬間/聞いた瞬間、逐一、電気ショックで痛みを与える。という実験を実行して、単語Aと痛みを結びつける──認識内で無理矢理セットにする。言葉と同時に痛みが──あるいは、不安、恐怖、嫌な気持ち、不快感、痛みのイメージが、自動的に想起さ…
▼▼執筆環境を整えるのが好きだ。見た目の装飾に影響を受ける癖があるせいだろう。視覚情報に気分が左右されがち、なところがかなりある。執筆環境に関しては、無闇矢鱈と試行錯誤していた時期もあるし、最近は安定もしたし、改めてここで記録しておくとよい…
▼▼即興小説ってサービスに時々挑戦してみたりしてるのだけど、描写し「物語を進めよう」と画策している最中、理由もなく突然手が止まってしまい、頭の中が真っ白になってしまい、困った時に、実際には一つも起きていなかった「今日の出来事」を「詳細まで丁…
▼▼意志や意識、思考、記憶、腕や躰や眼が覚えたもの、人間の習性、等々を謳いあげながら話される「芸術の話」を、まあまあ見かけるよなー、って思ったりした。 ▼▼世界と対比できるものとしてのじぶん、世界と響き合ったり融合できたりするものとしてのじぶん…
▼▼世界ぜんぶは描写できないので、世界描写は切り取れるところを切り取って──切り取ろうと意識できるところが選別されて、並んでいる。斬新や鋭敏や繊細や覚悟などなどが素敵で、華麗な切り取りかたに衝撃を受ける描写文には、時々出逢ってる。当然、逆もあ…
▼▼説明書や手順書を書く時は文章を置くかどうかあんまり迷わずに済んでいる。記しておくべき文章と記しておかなくてよい文章の見極めが楽だからだろう。書くことによる効果と書かないことによる効果が明瞭なおかげだ。書くことによる充足および書かないこと…
▼▼かつて中高生の頃、小説的な文章において「文章X」の次に置ける──置くことに感覚が許可や納得を見せる「文章Y」の条件とは何だろうか、っていう、物語の描写や展開に関する「文章の置きかたの規則や知識や文例」のようなもの、について、わりと深く頭を…
▼▼読みづらい小説との遭遇を受けて、中高生の頃のじぶんが書いてた小説がこんな雰囲気だった気がするぞ……! なんてふと思いついて、読み直してたら、描写が下手!って言葉と不満が瞬間的に思い浮かんだので、逆接接続詞の問題とか(昨日の日記)より、むしろ…
▼▼昨日の日記に書いた「読みづらい小説」の話で、つまり音韻の流れか意味の流れを阻害してるところがあるのかなー? っていう前提で改めて眺めてたら、逆接接続詞がやっぱり関門/鬼門/難関なのかなー、って気がしてきた。▼▼文章指南で、逆接接続詞に注意せ…
▼▼妙に読みづらい小説に遭遇したので「なぜ読みづらく感じるんだろ?」って不思議に思って試行錯誤してた。▼▼意味的な流れに引っ掛かってしまう型の読みづらさ、と、音韻的な流れに引っ掛かってしまう型の読みづらさがあるのかな、って思った。 ▼▼語りの意味…
▼▼最近は小説を読んでいる時に「ドラゴン」が出てきたら、典型的ドラゴンを頭に思い浮かべながら、同時に、派生型/転用型のドラゴンも想像するようになってる。なってるなあ、と思った。物語の雰囲気によっては獣かどうかすら疑ってるフシがある。幻想概念…