世界は称賛に値する

日記を書きます

執筆環境の現状(ログ)

▼▼執筆環境を整えるのが好きだ。見た目の装飾に影響を受ける癖があるせいだろう。視覚情報に気分が左右されがち、なところがかなりある。執筆環境に関しては、無闇矢鱈と試行錯誤していた時期もあるし、最近は安定もしたし、改めてここで記録しておくとよいかな、と思えたりもした。まあデータが破損した時の対策などにもなるだろう。人様の執筆環境の話もだいぶ楽しく読めたので、詳しくじぶんも書いておこうかな、って思えたところもある。▼▼まあ契機になった文章を数日前に書いてるので、結局重複するところはありそうだけど、とりあえず今回は、シンプルなまとめ──設定の詳細、としての記録だ。
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・エディタは「O's Editor2」を使っている。シェアウェアだ。製作者が映画監督を本業としている、だけあって、脚本執筆にも向いているようだ。このエディタに出逢った頃に──検索した時に、エディタに求めていた条件は「縦書きができて、見た目がキレイな奴」であった。なので、言ってしまえば、アンチエイリアス機能に惚れた、のだった。このエディタの設定にはアンチエイリアス機能のオンオフが(二段階)あって、フォントのギザギザをキレイに表示できるのだ。使うと多少は重くなるけど最近の機種ならあんまり気にならないかなあ、って認識してる。導入したての頃の所持PCでは重くて「高品質」表示が気軽に選べなかった記憶もあるけど……。まあ最近だとウィンドウズ機でもフォントを美しく表示させる技術がフリーソフトなり別のプロセスで実現できたりするので、あえてエディタ側に「アンチエイリアスによるキレイ表示」を求めなくても何らかの対処はできそうだけど、当時は知識も含めて不足していたので、エディタでアンチエイリアスをかけられる、ってことに強く感動したのだった。完全に決め手となった。

「O's Editor2」では、デザイン面を、だいぶ細かく設定して調整することができる。が、実際のところあんまり細かくは調整していない。ここは正直、面倒臭がった……。とはいえ利用期間自体が長いおかげで、ちょこちょこと変更は繰り返してきてもいて、結果、蓄積はされてるから、おおきく変わってるような雰囲気もなくはない。基本としては、初期デザインの「読書」を軸にして、閲覧のみ→編集可に設定を変更、罫線付けて、フォント変更して、一行文字数を変更した、程度だろう。色合いも多少落ち着かせた。

・フォントは最近はぜんぜん変えなくなった。模索の結果バツグン好みのものに出逢えて安定しちゃったからだー、とは言える。けど、一時期、特に初期の頃は、いろいろ試してみたくなって頻繁に変えてて、あるいはすぐに飽きたり不満を抱いたりしてはほかのフォントも試してみようとすぐに思ってしまってて、評判のよいフリーフォントを検索してはインストールしてみていた時期がある(今でもはてなブックマークとかで新しいフリーフォントの話題を見かけたら試しちゃったりしてるけども)。ほんとうに初期の頃のことはあんまり憶えてないのだけど、ゴシック文字の丸文字系統がわりと好きなので、「HG丸ゴシックM-PRO」あたりはよく使っていたかな……。WordなりExcelなりの「Office系ソフト」と一緒にインストールされる奴だ。あと、明朝体って馴染めないなあ……、なんてかつては思ってたんだけど、最近なぜか妙に馴染んできたので(おそらく電子書籍の影響)、明朝体まで候補に含めてみて改めて環境を構築し直しする日は来るかもなあ、とここのところ思ったりもしてる。

「MigMix 1M」「メイリオ」「NFモトヤアポロ」「NFモトヤシーダ」あたりを経て、現在は「アニト-M等幅」にすっかり落ち着いている。性に合うんだろう。不満がほとんどわかなくなった。ので、ほかも探さなくなった。ちなみに最後の「アニト-M等幅」だけ有料の製品である。モトヤアポロ・モトヤシーダも実際は有料製品の中に含まれるフォントなのだけど、この二つは試用として(登録などすれば)無料で使ってみることができて、でもってモトヤアポロ・モトヤシーダをしばらく実際に使ってみて、あ、有料のフォントってやっぱりいいかも、明らかに出来がよくてキレイだし、選択肢も拡がるから、有料フォントも視野に入れてこれで好みに合いそうなものをちゃんと探したらいいんじゃないか、って思ったのだった。執筆環境を整えることの効果って(じぶんに対しては)かなりおおきいはずだ、だから多少の費用は問題ないだろう、費用対効果はよい箇所だから損はすまい、なんてふうに判断しているところがあって、だから、まあまあの価格帯の製品の中で(高額のフォントはほんとうに高額なので)好きそうなのものはないかな、と探してみて、結果として、見つけたのが──気に入ったのが「アニト-M等幅」なのだった。

・ちなみに、日記をエディタを経由させることなく直接ウェブブラウザで入力したこととかはほとんどないかも……。まあ皆無に近いな。フリーズ等で消えてしまったらどうしよう、とかをいまだに怖れてるところもある。でも「即興小説トレーニング」なんかは直接書いてたか……。ただあれは直接書かないと時間制限わからないからだけど……。何にしろ書けてはいた。ので、ブラウザで文章が書けないよー、というわけではなさそうだ。多少の違和感は出るものの、ぜんぜん頭が働かなくなる、という方向ではなさそう。実際にやってみると新鮮味もあって嫌いじゃなかったりもして、でも、エディタを前にした時の安心感が好き、ここにすぐ逃げちゃう頼っちゃう傾向ってやっぱりあるなあ、なんてところが言える。

・執筆環境こだわりの話は、日記書きの人間よりやっぱり小説書きとかの人間のほうが細かい調整をしてそう。聞いてみたい。

・ぜんぜんこだわってない人の話も同じように聞いてみたいけど、環境の問わなさ、を聞いたら、まあ多少は羨ましく思っちゃうところもありそうだ。あと、環境的なこだわり組とこだわらない組がいる場合、こだわらない組の人は、それでもいちおう好きな環境があるにはあるのか──ないわけじゃないのか(好きな環境が少しでもあるならそれはそれで「はかどる」とかはあるのか)、今まで環境とかってぜんぜん気にしたことないのか(ほかの領域でもそういうものを気にしないのか、そして、改めて気にしようとした時にどうなるのか)、無理にこだわろうとしてみたら楽しめちゃったりするのか明らかに不快なのか、あたりに興味はあります。