▼▼オノマトペ(しとしと、ばらばら、とっぷり、じっと、がつん、わん、ばたん、しっかり、などの擬態語および擬音語。あるいは両者合わせて、擬声語)が秀逸な文章に遭遇しては「じぶんももっとオノマトペを使いたい活かしたい遊びたい0」とか思い、隠喩や寓意の素敵な文章を見たら「華麗な隠喩、オモシロイ寓意、このあたりの腕前を更に向上させたいものだ」とか思い、具体例の選びかたや語り口が抜群な文章を見たらやっぱり同じように「適切で判りやすい具体例を挙げられるよう精進しよう」なんて思う。
▼▼思ってる。
▼▼言葉の使いかた──修辞法、にまつわるものとして、人様の腕前を羨ましく眺め、実際に「鍛錬しよう」と思い始めることが多いのって、このあたりに対してが多いなあ、と思ったのだった。頻繁に素敵さを覚えてる。鍛えられると楽観もしてる。
▼▼文章のうまさ、ってものに対しては、暗黙知(観察し実践しながら躰で会得していくしかない)的認識が多数を占めてるのだけど、こういう修辞法に関しては、形式知(頭で理解し、理論化できるはずだ)的な楽観を抱いているところがある、ようだ。
▼▼文筆にまつわる三種の神器、って言えるだろう。▼▼いや言えないだろ……。様々な技法の中から「じぶんが好んでるやつ三つ」を選び出して「三種の神器」呼ばわりしてたら怒られますよ……。好物ベスト3=三種の神器とかじゃないから……。ほんともう明らかに隠喩できてないから……。▼▼しかも、三つの技法とか言いつつ、具体例と隠喩が少し被ってる気するし……。あるいはオノマトペがちょっと異質だ……。