世界は称賛に値する

日記を書きます

2024年08月21日(水)動きをどう独白するか

独白と、動的なものの感想

日記では、独白めいた思惑を描き出しがちだ。基本、内省めいている。たとえばボードゲームの感想とは、なかなかに噛み合わせが悪いな、って思う。読書趣味なら、対象が「言葉」だし、ほどほどの調整でも、目線なり指針なり攻撃対象なりが合致してくれることがあるのだけど、ボードゲームの場合、"動的"な「遊び心地」が語る対象となるため、うまく切り出したうえで噛み合わせるのが、難しい。スポーツの感想なんかと同じ構造、って思ったのだが、ほんとうに「スポーツの感想」が難しいものなのかどうかは、あやしい。諸説ありそうだし、一概に言い切れた話でもないか。スポーツの感想、ちゃんと言葉で語れているひとも、たくさんいそうだ。

ボードゲーム語りとスポーツ語りを対比させてみたら、どういうことを見出せるんだろう、というふうには考えた。どこに共通性と差異があるんだろうか。"動的"な事柄を相手取ることによる共通性はたぶんあって、似たところはもちろんあると思うのだけど、しかし、ぜんぜん異なるところもある気はしている。動的なものに触れる趣味、っていう意味では、アイドル語り、なんかとも比べられるんじゃないかなとも思った。