たくさんの入門書
すこし前に書店をうろついた際、ふと、「美術」棚のそばで立ち止まった。美術、芸術、アート、美、 といったものについて、わかりやすい説明をしてくれていたり、最初の一歩を踏み出させてくれたりする本が、無数に並んでいる、と、あらためて感じた。そして、「楽しげな雰囲気で後押ししてくれるものが、これだけあるのに、いまだに、"美術ってなんなんだ"という思いが消えないんだよな」と思わされた。美術に限らず、文学にも芸術にも、ずっと同じようなことを思っている。言葉、小説、思想などにも感じるし、写真や音楽、あるいは、仕事、経営、組織とか、経済とか、科学や人文学や社会学に対しても感じている。複雑で、いろいろな切り口があって、手に負えないものばかり、といった認識だ。
学ぶ
学んだことを解説してくれる系のPodcastが楽しい。「COTEN RADIO」や「ゆる言語学ラジオ」が初っ端で人気を獲得してくれたおかげなのか、Podcast界隈では、学問や勉強に寄せた空気が、思いのほか濃いめだ。関連するたくさんの配信がある。楽しく聴いている。たとえばいまのぼくは「美術」のことが理解できていないわけだから、こういった系統のPodcastを手本にして、数冊の入門書を読むなどし、「取りまとめたものを説明するPodcast」をやってみたりしたら、状況が多少は変わるんじゃないだろうか、とは考えた。効果はありそうに思える。楽しそうでもある。まあ別に、動画や音声でなくとも、文章(ブログ)でもよいだろう。いずれにせよ、端的に、勉強する習慣をちゃんとつけたい、っていうだけの話ではある。楽しそうな物事の初歩の初歩くらいは、好きなだけつかめる生活習慣は、あってくれてよい。