世界は称賛に値する

日記を書きます

2024年02月14日(水)つなげて考えていきたい日

まずは連想力

なんでもいいからどうぞ~、と野放図にうながされたときのほうが、思考が止まりがちだし、詰まりがちだ。出てくるものもでなくなる。補助線、定められた起点、縛りなどがあったほうが、頭脳は働かせやすい。自由気ままな想像よりは「連想」のほうが強力というか強靱なイメージもある。好き勝手な思索は、軽くて広いぶん、淡くて脆いというか。比べて、「連想」は、強くて折れにくく、活かせる場面も多い武器、といった印象だ。

思考力を鍛えたいと欲するなら、まず、連想力を鍛えるのがよいのかなとは感じる。構造がわかりやすい。トレーニングの見通しもつきやすい。「連想」しやすいよう頭と心の下準備をしておく。独力で「連想」が可能となる機構を造り上げておく。連想というのは、なにがしかの背景や根っこから繋げていく思考型だから、つまり、自分なりに使いやすい背景や根っこがいつでも出せるようにしておく、という備えかたの話だ。背景や根っこを、その都度その都度、構築してみせるための(自分製の)製造理論を造り上げる、と言ってもよい。または、幅広く応用のきく背景・根っこを用意しておく、というやりかたもあるんだとは思う。

無茶振りな"思考のうながし"に対処できているひとたちは、おそらく、その場その場で、自分だけの、背景・根っこを作り上げる手腕を鍛え上げた(またはそれが可能になる応用性の高い武器や部品を積み上げていった)ひとたちなんだろう、といったイメージで最近は捉えている次第だ。