世界は称賛に値する

日記を書きます

7/25(火) 襲撃の操作を意識する

クアント(ボードゲーム)

『クアント』は「ステッパーズ・ストップ」のポーン氏デザインのボードゲームだ。ポーン氏のことはフリーゲーム界隈でお見かけしていた。最近はボードゲーム界隈でも腕利きのデザイナーとして認知されているようだ。ブレイドロンドをはじめ話題のゲームをたくさん世に出している。フリーゲームとボードゲームは確かに似ている。ルールデザインの切れ味で勝負する空気が似ている。フリーゲームで活躍していた凄腕がボードゲームでも活躍するのもむべなるかなという認識だ。

『クアント』は「カイジュウ・オン・ジ・アース」シリーズ、シーズン2の第1作。ヨーロッパを舞台に、怒濤の如く進行してくる”巨大蟻”型の怪獣から、都市と人々を守ることが物語の背景となる。限られた迎撃手段・移動手段を駆使してなんとか都市を防衛する。死にものぐるいで3ラウンドの耐え忍ぶことができれば勝ち、蟻の群れが溢れて都市3つが壊滅してしまったら負けだ。

いやもう、ほんとうに、極めて、難しかった。うなり声もうめき声もだいぶもれた。初回にしてはうまくやれているんではないかな〜? なんて、途中、楽観的に考えていたことがどれだけ愚かであったか痛感させられる羽目になった。謝りたくなるくらいあっさりと敗北した。ここの壊滅もうどうやっても防げないじゃん、という窮地に、気がついたときには追い込まれていた。

勝ち筋はいまのところまったく見えない。ほぼ無理だとすら感じる。にもかかわらず、たぶん、いつかなんとかなるんだろう。繰り返し遊ぶ中で、次第に流れが見えてきて、効果絶大な好手も起死回生の決定打も見えてくる。数少ない攻撃手段を、怪獣が見せるほんのわずかな隙に、そして、最も効果的な瞬間に、ぶち込んでみせることで、新たな光が見えてくるのだと思う。次第に「上手いプレイング」に誘導されていくことが予感できる。最もすごいのはそこなのかなと思った。こういった高難度・繰り返し・効率化のボードゲームの傑作ってそのあたりの調整が図抜けている。「こんなもんムリムリ、手も足も出ません」と思わせるだけの堅固な壁を作る腕前と、「あれ?もしかしてなんとかなる?」と思わせてくれるまでの隙間と通路の作る腕前が、卓越している。

クールネックリング

暑い日がほんとうに続く。しかしなんにせよ家を出なければならないことは多い。あらためて対策を練った。防暑グッズの種類も増えている。調査の結果、さしあたり、一回冷やせばしばらくはひんやりし続ける「クールネックリング」の導入を決めた。防暑グッズの主力である手持ち型扇風機は、一定以上の気温の中ではむしろ熱中症を誘発しかねない、との話も聞いて、別の対策を考えたくなった形である。

クールネックリングは、決してキンキンに冷えるわけではないが、そのぶん、溶けるのもゆっくりで、ほどほどのヒンヤリがかなり長く続いてくれるようだ。凍らせる必要はあるが、例えば水に濡らすとしばらく冷たい型のグッズよりは、運用させやすいかなと思った。というか安全そうかなと思った。というわけでクールネックリングを今回首元に巻いてみた。確かに地味な冷たさだった。ただ、ないよりは明らかによい。首元の血行を冷やすのはよいとも言うし、かなりよいグッズな気はする。