世界は称賛に値する

日記を書きます

7/26(水) 惰性の報告を意識する

水曜日

行動予定の報告回数が足りていなかった。というか意識が足りていなかった。意図的だったところもある(諸々の要因により話しかけるのを少しためらう相手ではあったのだ)。いずれにしても助言をもらって改めた。どこまで伝えればよいかの基準は相手次第であり、気分次第と言ってしまえばそれまでだが、ここでは相手の不安を払拭するのがそもそもの目的なので、気分に左右されるのはむしろ当然というか、だからこそそれをどうにか抑えようとする試みだと認識しておけばよかったんだろう。というわけで行動予定を伝えてオフィスを出た。ためらいはまだあった。が、こういうときに、もうやるもんだよね?と当然視されているのは助かるは助かる。後押ししてくれるところはある。これくらいが平和を呼ぶなら心がけておこうとは思った。これくらいならやっておけばよかったとも思うけど、これくらいならやらなくてもよいじゃんとも思う。

進捗状況を聞いて、にわかに慌ただしくなった案件があった。帰ったあとも取りまとめをおこなって対応を進めた。油断していたな〜。ここも反省した。想定よりも進みが悪かったようだ。楽観視していた。賢そうな振る舞いや発言が、適正な過程や結果に直結してくれるわけではないところ、やっぱり難しいなと思う。

にわかに・おもむろに

「にわかに」の意味をそういえば前は誤解していたんだよなと思い出した。類似の誤解・誤用の話はときたま見かける。「ちょっとずつ」「ゆっくりと」「次第に」「徐々に」というような、最初は静かに→しかし勢いを増しながら着実にどんどん迫ってくる、という、ドップラー効果みたいなイメージを持っていた。が、実際は「突然」「急に」「たちまち」といった意味が正しい。

そして、関連して、「おもむろに」に対しても勘違いしていたことを思い出した。こちらに対しては、「突然」「急に」「たちまち」というイメージを当てはめていたが、本来は「ちょっとずつ」「ゆっくりと」「次第に」「徐々に」という意味が正しかった。こうして並べてみると、「にわかに」と「おもむろに」に対する誤解って、かなり対称的な形をしていたんだなと今回気づいた。これまで並べて考えたことがなかった。

「おもむろに」=「徐に」なので、漢字を踏まえて「徐々に」と同じ意味なんだなと考えると記憶しやすい。

「にわかに」=「俄に」のほうは、記憶しやすさの話ではないけれど、「俄然」の「俄」が「俄に」と同じ漢字であって、つまり俄然も「突然」「急に」という意味を持っている。俄然は俄然で誤用されて、「ますます」「より一層」という意味合いを持たせられていることがあるので、併せて確認しておいてよいなと思った。この「俄然」の誤用にもはまっていた時期がある。忘れそうな気もするので例文を書いておこう。"俄然やる気が出てきた"は、誤用の場合だと「やる気がより強くなった」(強さの話)として捉えられてしまうわけだけど、「急にやる気が出てきた」(スピードの話)と捉えるのが(現時点でのとりあつかいとしては)正しい。