日曜日
均したら全体的にお腹が減っていた気のする日曜日だった。午前はコンビニに向かって散歩した。午後は配信で映画『MONDAYS／このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』を観た。たいへん素敵な映画だった。一時間半を切る時間でこれほどの満足感が得られるならまったく文句がない。映画の凝縮感はほんとうにすごい。
「文句」という言葉が「不満」の意味合いを持つところにはいつも違和感を覚える。文句って字面だけを見たらフラットなのに～、マイナスの意味を背負わされてしまっていてかわいそう～、とか考えてしまう。日記を書くたびにそこで用いた単語の”使われかたのズレ”に意識が向いてしまうのは、完全に癖だし趣味なのだけど、切りはない。書く文章書く文章そんな話ばっかりになっていくのもワンパターンだしつまらんだろとも思う。気になるのは防げないにしてもせめて言うのは我慢したほうがよい。「言うのを我慢する」が極めて苦手な気は最近しているけれど…。うーん、秘密を守れないっていうよりは、解釈はできるだけ世に出されたほうがよいという信念がある、っぽいかなあ。よく言えば。
まんが『デッドマウント・デスプレイ』3巻・4巻を読んだ。まんがで読んだ1巻・2巻が大変おもしろかったため、続きもまんがで読みたいと思っている。アニメ版は見ていない。ほどよく思惑の交錯する群像劇で楽しい。人物造形も感情も思惑も、ひとひねりふたひねりされるところがたいへんよい。出てきた希代の奇術師がほどよい強キャラなのも楽しい。日々の楽しみとして少しずつ読んでいくつもりだ。
MONDAYS
映画『MONDAYS／このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』を鑑賞した。忙殺されるデザイン会社の中で、あるとき、同じ一週間がループしていることに気づくが、自覚がないとループ前の記憶が夢として処理されてしまうため、それを社内のひとたちになんとか気づかせていく物語だ。と言えば最低限の流れは伝えられそうかな。作品のグッズが作られるなら「鳩」になるだろう作品だ。インパクトがある。
上映時間も短く、舞台演劇風味の強い映画で、非常に好ましい味わいの映画だった。とても好きなやつ。こういう”全体的にほどよく笑えて、上手な話の切り替えしもあって、少しほろりとできる”くらいの鋭い映画、好きすぎて、即座に高得点をつけたくなる。
