世界は称賛に値する

日記を書きます

悠然と終わらせない4/25火

量より質よりスピード

量より質、質より量、みたいな対比のさせかたがあるけれど、そもそも量・質というふたつを両極にして考えることがおかしくて、根本的なところを言えばむしろ"スピード"という概念がキモになってくるので、つまり、まずスピード優先で動いたほうがよいよ、といった助言の切り口は見かけることがある。今日聞いていた「夢幻まやかし」(Podcast)でも語られていて、なるほどとあらためて思った。スピードが上がれば量は書けることになるし、スピードが上がったのであれば手直し時間が増えるために質だって当然上がる、という理屈である。いずれに対しても効果が発揮されるのだから、そもそも考えるべきはスピードじゃん、という結論に収束する形だ。むしろ毎回「最速」を更新していくくらいの勢いが重要という目線だ。

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こうして文章を書くときも、なんか思いつかないものかな~と、きらめきとときめきの満ちた着想が頭の中を通り過ぎてくれないかな~と、"待って"しまう瞬間がたくさんあるのだけど、まずはスピード重視なんだよな、って考えてみて、とにかくなんでも書き進めてみる手はありそう、とは思う(いまさらだが思う)。そしてダメなら直せばいいし、要らないなら捨てればよい。あるいは何個か書けば採用できそうなものとそうでもなさそうなのが選別できたりもするだろう。

締まらない

文章でも音声でも、話の最後、え?終わり?と思うような投げ出し型、放り出し型の終わらせかたがわりと好きな気もするけど、聞き慣れないので新鮮味を覚えているだけな気もする。まあでも、きっちり終わらせることが善だと思い始めるよりはよいのかな。綺麗に締めて終わらせる杓子定規なわかりやすさより、制限や枠を取っ払うくらいの曖昧な"締まらなさ"で、頭を休ませないやりかたもあってよい。