同じようにも使える別の単語
テンプレートとフォーマットの違いを調べて、昨日の日記に書いてみたが、「このテンプレートに入力してください」と「このフォーマットに入力してください」は、たぶん、おんなじような行動がうながされるし、あんまり違和感もないか、とは思った。使い道、タイミング、世界に対するピンの突き刺しどころ、などによって、ほぼ同じところを指し示す言葉として使うこともできるんだと思う。意味の重なり合うところがある(ただ、フォーマットのほうは、「このフォーマット"で"入力してください」が妥当な気もしてきた。形式・書式という意味でとらえるならそのほうが自然に聞こえる。あるいは、「フォーマット上に」という言いかたになったり)
ほとんど同じ範囲を指し示してはいるものの、どこからどこまでを含むか、眺める視野角、アプローチ方法、動詞的にとらえるか名詞的にとらえるか、主語的か目的語的か述語的な使われかたか、背景となる学問・歴史、といったものの違いによって、異なる単語として成立しているケースがあるんだろう。この言葉とこの言葉、よく見たら同じニュアンスとして使えるのに、しかし、なぜか、普段使いでの使用タイミングは変わったりするんだよな……、みたいなことは感じたりする。普段の、しれっとした日常の中では、その違いをうまくつかめないことも多いのだけど、今回、焦点をあてた「テンプレート」と「フォーマット」の差は、見定めるためのよい具体例になりそうかな~、って思った。区切りや角度の違いがほどよい雰囲気だった。観察しやすそうというか。