世界は称賛に値する

日記を書きます

2025年11月3日(月)ささやかな事象だけど、魂がこもっている

ささやかなものの筆致を真似する

まったく特別なこととは見做しようもないような、その日の、ほんのちょっとしたなにかを、こんなふうに、淡々とした筆致で、しかしどこか鋭く、描き出せるものなんだ、ってたとえば驚かされたりする。そしてその真似をしようとして、自分にとってもそれほど大事でないようなことを、静かに、多少は意外性のある面まで描き出せていたらいいんだけど、って期待はしながら、描き出してみる。

けれど、「物真似してみたいぞ」と当初思ったおもしろさには、なかなか到達しないものだな、って思った。それが、狙い通り"ほんのちょっとの出来事"であったとしても、それはそれとして、そのうえで、それぞれの人格や人生に固有の、"切実さ"めいたものがないといけないのかもしれんな~、とも思った。

なんでもないようなものであったとしても、その書き手の気持ちとちゃんとつながっているかどうか、みたいなレイヤーはある気がする。些細な話であろうとそこに魂がこもっていたらうっすら輝き始めるみたいなことはあってもおかしくない。