世界は称賛に値する

日記を書きます

2024年01月24日(水)一文を書いた

次のカメラワーク

まず一文を書く。「XはZだ」とたとえば書く。このあとに続く執筆回路の動きは、おおむね二つのいずれかだ。別の側面も見せようとするか、前提を教えようとするか。とにかくなんとなくカメラをズラして手前や横側を見せたくなる。それが、文章において「次」に必要なステップだと勝手に思いこんでいる。そうして理解を多層的にすることがよいことで、楽しいことだと感じている。カメラワークによって醸し出せる快楽にふける癖があるといってよい。要するに、ひと言では終われない。ひと言だけ書いておこうと思い立って、けれどひと言だけで終わらない、って場面は非常に多い。まあしやーないなと執筆の手癖を見ていて思った。