世界は称賛に値する

日記を書きます

2025年01月09日(木)どういう人を尊敬しがちか

愛と勇気と希望

こういうひとを見ると安心するし頑張ろうって思える、というような文章を書いたときに、「結局じぶんは人のどういった性質を尊敬しているんだろう」「いったい人が見せてくれるなにに元気づけられているんだろう」、って考えたのだけど、突きつめていくと、いわゆる、「愛」と「勇気」と「希望」みたいなところが、めちゃくちゃわかりやすい(そしてスタンダードすぎる)落としどころになるんじゃないか、って気づいた。もっと説明調で最初は出てきたものもあったものの、それぞれをブラッシュアップしていったら、「これって要するに愛と勇気と希望なんじゃないの?」ってなってきた。

愛のあるひと、勇気のあるひと、希望のあるひとは、それぞれ見かける機会もなくはないのだけど、三つとも同じタイミングで発揮できているひとは、あんまりいない。それだけに、すれ違う機会だけでもあると、それだけでうれしいし、元気づけられる。その三つ、同時に持てるんだ、って感動する。ぼくもなんとか三つ同時に兼ね備えられるタイミングを作りたいものだ、とも思う。

智、いきどおり、堅実

まあでも、さらに整理していくうちに、ほかにまだ付け加えたくなるものがいくつかありそうだな、とは思えてきた。あまりにもわかりやすい三種の神器フレームワークだけに落としこむのには無理があった。付け加えるなら、現状、ほかに、三つ思いつくかな。

まずは「知」「智」「考えること」あたりだ。人間の知性や学問といった概念が好きで、そのあたりに対しては、けっこう強めの好意や敬意をいだいている、とはさんざん言っているので、ここをふくめないわけにはいかない。愛と勇気と希望のいずれかに回収するのも無理がありそうだなって思ったし。

次は「憤り」的なやつになる。「怒り」「いらだち」みたいな呼びかたでもよい。いまの世界がまだまだ理想的な状態でないこと、諦められたり茶化されたりしていること、実際に行動しようとする人が少ないこと、なんに対するものかは分かれるにせよ、「こうしないとダメじゃん」「こうならないとダメなはずじゃん」と、前向きな気持ちのうえで、静かに不満をいだいている、みたいなものも、混じっていると嬉しい。「勇気」とか「希望」に振り分けられる気もしなくはないが。

あとは、「堅実」「地道」「丁寧」「現実的」みたいなやつである。地に足がついている感じ。浮き足立っていない状態。希望がふくまれる以上、夢想家みたいな一面も、どうしても混じってくるのだけど、とはいえ、一歩一歩、足元を確認しながら、適切にやっていくしかない、ってことを知っているかどうかで、尊敬度や成功率も変わってくる印象だ。単なる夢想家では、凄味が頭打ちになるところがあるというか。

仁義礼智信

「愛と勇気と希望」というフレームワークよりは、儒教における「仁・義・礼・智・信」フレームワークあたりを持ちだしてきたほうが適切だった、って感じになってきたんじゃないか、とは思った。この六つのパラメータで六角形レーダーチャート作って、総合評価が高い場合に、とても惹かれます、っていうのが一番わかりやすいかも、とも思った。