世界は称賛に値する

日記を書きます

1月19日グランディング

佐々木とピーちゃん 5

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読み終わった。異能力、ファンタジー世界、天使と悪魔。サラリーマンだった佐々木氏がいろんな勢力の戦いに巻き込まれる物語。元賢者の文鳥ピーちゃんの強大な魔法の指導を受けた結果、巻き込まれるというよりは佐々木氏が振り回しているくらいの感じもときにはありつつ、強弱のデコボコバランスがとてもよく、飛び抜けて強すぎないところが好みだ。佐々木の性格的にただ遠慮しているだけの部分もかなりあるけど。副主人公的なピーちゃんのほうに強さを担保させているバランスのセンスがよい。文鳥の身体という制限もあるし。

最初に1巻を読んだときに、おおこれは面白い~、と夢中になって、そのまま既刊4巻を一気に読んだ。ここのところライトノベルもまたかなり読むようになったけど、そのきっかけになったシリーズのひとつだ。

5巻、面白かったな~。ファンタジー世界側が軸になる構成だった。佐々木とピーちゃん、どちらもかなり強くはあるので、もっとなだらかに話が進むかと想像していたのだけど、なかなか厳しい空気だった。たいへん楽しんだ。キャラクター造型、演出、話の進めかたがうまい。定型っぽい話をこのあたりの手腕で華麗に切りくずしてくれると、このひとは話を作るのが上手だ、とは思うのだけど、その典型だった。マジすか~、ってなった。読むまえは、どちらかといえば異能力側の話が好きだったが、いまはファンタジー側の続きも気になる。勢力や要素も絡みあっていくのかなー。それがまだ明かされていないところも楽しいところだ。

書き始めて気づいたけど、6巻も出ているのか。読むか。新勢力も出てくるようだ。足してくるかー。よいね。