世界は称賛に値する

日記を書きます

1月8日スペーシング

エクリプス

ボードゲーム『エクリプス』で遊んだ。広大な宇宙をフレーバーにしたボードゲームだ。2011年に発売された人気作が、非常に豪華なコンポーネントで、第2版として今回リメイクされた。豪華すぎて日本語版は期待できないとも言われていたなか、日本語版が発売された。

美しい星々が描かれたタイルで宇宙の広がりが表現されている。新たな宙域に足を踏み入れるたびにそのタイルが置かれていくのがとても楽しい。プレイヤーそれぞれが国家を担当し宇宙を駆け巡りながら支配領域を広めていくイメージだ。宇宙人ごとに異なった特性が用意されているのもよい。今回自分が担当したのは古代種族の末裔で、ランダムに登場する敵キャラと争わなくてよい(むしろ得点源となる)国家だった。

極めて楽しいゲームだった。複雑になってしまいそうなルールが非常にわかりやすくまとめられている、という評判は聞いていたのだけど、言われていた通りの出来栄えだったと思う。非常にイメージしやすい切り口でルールがまとめられていた。宇宙を舞台に国家を繁栄させていく、というふうにイメージしたときの、要所要所をしっかり抑えている印象だった。新たな宙域を見つけ、星々にコロニー船で移民し、資材・科学力・経済を発展させながら、新技術を開発していく。そうして新技術で国家を強化させていくとともに、宇宙船の強化を図り、さらに支配領域を拡げていく形。そういった区切りでルールが用意されている。フレーバーになっている事象の、具体的な流れが、しっかりルールに落とし込まれていると、要素が多くてもこんなにわかりやすくなるのだな、と思える好例だった。

とはいえ細かい点で把握できていないところもあり、初回プレイとしては6時間ほどかかってしまったけれど、慣れたら半分くらいの時間で遊べるのではないかと思った。6時間、没入も没入の時間だった。あっという間に溶けた。すぐにでももう一回遊びたい。

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