世界は称賛に値する

日記を書きます

時間を置いて授賞する(権威化をちょこちょこ「いなして」ゆく)

▼▼ボブ・ディランが、ノーベル文学賞の対象になったことに対して、最初はリアクションをまったく見せることなく、まるで無視するかのように雲隠れして時間を置いてみせてから、突然姿を見せて、素晴らしいことです、と言ってみせる、という流れに対して、ノーベル賞と呼ばれるものの権威をまず軽やかに「いなし」てみせてから、しかし、じぶんが権威化することもまた同時に「いなして」みせたのだ(権威や名誉に媚びないボブ・ディランってすごいぜ!それこそが正しいのだ!というふうに権威化することもまた、華麗に否定してみせた)、という解釈があるようで、なるほどスゴイ、素敵だ、と思った。
▼▼というような話もまた権威として変形させることができるわけで、平衡感覚が大切なのだろう、ということも合わせて考える。