世界は称賛に値する

日記を書きます

『クトゥルフ神話TRPG』『ディクシット』『コヨーテ』『ごいた』『ザ・ゲーム』で遊んできた

▼▼遊びに行った。四名集合した。極めてよく遊んだ。当初は、秋葉原のイエローサブマリンでゲームスペースをレンタルして遊ぼうかー、というノリだったのだけど、確認した時にはもう残席がゼロだったため、連絡を取って友人宅に移動した。
▼▼『クトゥルフ神話TRPG』『ディクシット』『コヨーテ』『ごいた』『ザ・ゲーム』の順番で遊んだかなー。最後にもう一回『ディクシット』をやった。『ディクシット』が想定していたよりもツボに嵌まったようだった。『クトゥルフ神話TRPG』は、皆で遊ぶのは初めてだった(じぶんは同キーパーのもとで、今回三回目)。
▼▼ほかのゲームもぜんぶ初見で、買ってたけど遊んでなかったゲームを遊ぶ回、って風味になったわけだけど、結果として当たりゲームばっかりで、遊べてなかった傑作ゲーム回、と言ったほうが妥当なんじゃないかなー、と思えている。幸せだった。

クトゥルフ神話TRPG クトゥルフ2010 (ログインテーブルトークRPGシリーズ)

クトゥルフ神話TRPG クトゥルフ2010 (ログインテーブルトークRPGシリーズ)

▼▼『クトゥルフ神話TRPG』は、友人がキーパー(進行役)で、閉鎖空間の中で謎解きを行なうタイプのシナリオだった。クトゥルフは、神様が無茶振りだからというか、論理を振り切るところがあるせいで、謎を解くロジックにも、ぼんやりしているところがあるというか、不条理さギリギリのところがあって、迷う。迷ってしまう。迷いすぎたかな、と少し反省している。まあ思ったより平和的に終わったので安心しているけど、謎の少女を明らかに救えなかったので、ちょっと暗い気持ちにもなった。こんなふうに、うわこれあの子たぶん助かってないよね……、凹むわ……、って感覚が出てくるの、びっくりしたし楽しめた。
▼▼ダイスが不足したので、iPhoneで調べて、サイコロを振れるアプリをダウンロードしてみたのだけど、非常に便利で、これにも驚いた。以前調べた時より充実していたので、需要が(競争も)あるようだ。



ディクシット 日本語版

ディクシット 日本語版

▼▼『ディクシット』。評判通り大変面白かった。滅茶苦茶、笑った。ボードゲームで一番好きだ、とか、けっこう聞く気がするのだけど、納得できるノリだった。カードのイラストを表わす「言葉」を考えて、発表し、理解者を得つつ、しかし、ほかのひとは騙してみせる、みたいなゲームだ。わかりやすすぎてもわかりにくすぎても駄目。この言葉にこのイラストをつなげるセンス素敵だわー、それ意味判んないわー、と爆笑していた。


コヨーテ 日本語版

コヨーテ 日本語版

▼▼『コヨーテ』。インディアンポーカーよろしく、各自、頭の上に、数字の書かれたカードを出して、この場にある数字の合計を上限に、チキンレースを行なう。言い合っていくゲームだ。掛け算とか「一番高い数字はゼロとする」とかが出てくるので、悩むし、笑う。人が迷ってるのも笑ってしまうし、じぶんの戸惑いがウケてるっぽいのもなんとなく笑ってしまう。『ディクシット』の笑いも含めて、ここ最近で最も笑った、と言えるくらいの勢いがあった。


将棋ごいた

将棋ごいた

▼▼『ごいた』。二人対二人の対戦(四人専用)という多少珍しいゲームだ。石川県の伝統ゲームが、ゲームマーケットというイベントで紹介された結果、非常に好評を得たとのことで、その評判は聞いていた。意外とシンプルだった。サクッと遊べるだろう。味方との協力というか読み合いというか意思疎通というか、そのあたりが、うまくいった時の気持ちよさは、かなりありそうだ。慣れてなくて少し予感できた程度だけど、よーし、伝わったぜ、と喜べる雰囲気はあった。十分程度で遊べるのはよいし、それくらいの時間で二対二の協力対戦が遊べるゲームって稀少だし、素敵だ。


ザ・ゲーム 完全日本語版

ザ・ゲーム 完全日本語版

▼▼『ザ・ゲーム』。協力ゲーム。1~100までの手札を順番に出していって、ぜんぶ出し切れたら勝ち。前のカードより高いものを出さなければならない列が二つ、前のカードより低いものを出さなければならない列が二つ。計四つの列があって、手札からカードを出していく(出さないことは許されない)。評判通り面白かった。うわー、そこ出しちゃうかー、いやいやここ以外に出したほうが被害が甚大だよ? じゃあしょうがないなあ、とか言いつつじぶんもここに出さざるをえない……、えー、シンドイ……、これはシンドイな! あ!この列!おれがどうにかできるかも! みたいなワイワイが起こる。よいゲームだ。定番化すると思う。


▼▼面白かったー、また遊ぼうー、なんて感想を言いつつも、その後なんとなく遊ばなくなったりすることはあるし、遊んだ時から、もうあんまり出番ないかも、と思うゲームもある。あるんだけど、今回のは、ぜんぶ、ほぼ間違いなくまた遊ぶだろうな、って雰囲気が出ていた。まあどれもそれほど時間を取らないから、っていうのもあるだろうけど。とにかく、遊んだ。非常に楽しく遊んだ。アナログゲーム楽しいっすね。おつかれさまでした。