世界は称賛に値する

日記を書きます

2024年02月06日(火)うっすら輝く道のりの日

雪の怖さも知る

昨日から降り始めた雪がだいぶ積もった。雪は、見た目も綺麗だし、姿を見せるときの雰囲気もたいていは素敵だし、神秘的だし、褒めるところしかないくらいの気持ちだが、おそろしいところも多数あるため、たとえば雪国のひとに聞かれたら怒られるだろう。火は子どもの頃からわかりやすく怖い。対して、水は経験を積むにつれて怖さがわかってくる印象がある。雪もまた水属性として、ご多分に漏れず、日々の経験のその怖さを学んでいくなと感じている。交通機関が止まるのも、滑って転ぶのも怖いし、重さや冷たさの怖さも知っていくなと思う。

光る道

降り積もった雪が街灯をしっかり反射していて、道のりがとても明るかった。驚いたし、美しかった。見蕩れながら家路を急いだ。やわらかな雪を踏みつけながら進む。滑ることもほとんどなかった。いまこの瞬間に対して、よい、と思った。でも、よいと思えるまでにけっこうな時間がかかったと思う。無感情で無表情の間があった。気がつくまで(雪に気を取られるまで)感受性が静止していた。こういった空虚な精神がときどきは発生している。

こんなつまんない状態を駆動させているときがあるんだなと思ってしまう。昔と比べて疲弊した劣化したと思ってしまう。ほんとうに鈍ったのかどうかはわからない。記憶を美化している気もする。とはいえ、嫌ではある。愚痴や不満が精神を萎えさせていくというなら逆らいたい。なんらかの工夫をしないと醜いほうへ堕していくというなら抗いたい。このあたりの実状は、なんだかんだ謎だが、対策はしたい。挙動はチェックしておきたい。