世界は称賛に値する

日記を書きます

着想光彩の9月8日金曜日

初期衝動

最初の発想が輝いて見えると、それだけでそのあとの言葉があふれてくる。"新しい"着想ならその新しさをわかってもらうために、"楽しい"着想ならその楽しさを感じてもらうために、言葉を継ぎ足したくなる。初期衝動の強さがやっぱり肝心なのかなとは思った。とはいえ、シンプルで端的な、なにげない描写が、実は「見事に掘り当てた温泉の源」で、思ってもみなかった言葉が困るくらいどんどん"出てきてしまう"という事態もまた楽しい。これもたまにある。わかりやすい爆発ばかりでもない。

今日の精神がなにに見えるか

精神や思考の振る舞いはたいてい比喩で語る。ひとに説明しようとしたとき、なんらかの風景をあてにして話すことがある。今日は温泉みたいに見える、昨日は料理みたいに見えた、と気分で目先が変わる。まいにち目移りする。喩える先が新しく見つかるたびにそれを言葉にしたくなるし、そういった気づきが積み重なって行くのも楽しい。こうして書いている日記の目的のひとつと言えるんじゃなかろうか。「今日の自分の頭の中が"なに"に見えたか」。それを書き連ねていくこと。そういうものが書ける場があるのは嬉しい。なかなか話題にはしづらいテーマだとも感じる。だからこそいろんなひとの話を聞いてもみたい。よかったら語ってくださいよと思う。そういうものがときどき見られるからこそブログ文化圏が好きというのもありそうだ。