世界は称賛に値する

日記を書きます

スカイツリー圏内のビール博物館

▼▼細やかな感覚に対して判りやすい比較を持ち込んでみるのが、大変、好きだ。対象が持っている要素を、少しずつ変化させていき、受容する感覚がどう動いていくのか、丁寧に測ってゆく、っていうような行動が――遊びが、ほんとうに好きなのだ。
▼▼日本酒やビールを推しているような品数豊富な飲み屋なんかだと、複数のお酒を飲み比べできるものがメニューにあったりするけれど、こういう比較が好きで、見つけるとたいていは比較メニューを注文していたりする。すぐ試してしまう。同じカテゴリの中でどれだけの幅が許されているのか、人類は何と何を同じカテゴリと見做すようになっているのか、ってあたりを整理するのが好きだ、とも言えるだろう。
▼▼スカイツリーの圏内に「世界のビール博物館」というものがあって、スカイツリーからの眺望を眺めるついでに、寄ってきた。ドイツ・ベルギー・チェコ・アメリカ・イギリス、五カ国のビールが試せるセットがあったので、それを頼んだ。各国の特徴を掴む、というところまでは行けなかったのだけれど、チェコのビールが最も好きっぽいなあ、という感触は掴めた。少し判った。まあ、苦味を得意としてないので、そもそもビール向きの客ではないのだけど……。次点でアメリカ醸造ビールが好きそうであった。
▼▼ツマミとして「フィッシュアンドチップス」を頼んだ。今まで食べた中で(とはいえ今回が三回目)最も好きなフィッシュアンドチップスかもしれないな、なんて思ったりもした。ただ、三回目にしてやっと、この品、フィッシュとポテトを一緒に食べたら美味しいやつなのでは? と、気づけたせいもあるかも……。けど、これ、ここのフィッシュアンドチップスがそういうふうに味つけされていただけ、という気もするが。とにかく、一緒にほおばって、あ、うまい、ってなったのだった。


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