世界は称賛に値する

日記を書きます

休み休まれ取捨選択

 通勤途中、というか、街を歩いているときのおのれの思考がわりと好きだ。比較的良質な思考力を発揮できているな、と感じることが多いからだろう。要するに、閃きを覚えやすいから素敵、と認識しているわけだ。適度な運動、とか、周囲からの刺激、とか、そういったものが影響しているのだと思う。難点もある。きちんとメモを取ったりしておかないと結局忘れてしまう、ということだ。単なる記憶力の問題とも言える。朝。風邪を引いてシマイマシタ、という連絡を受ける。結果としてスタッフは二人。土曜日なのにもかかわらず二人。きつそうだなあ、と思わず笑ってしまった。キツイ状況に陥ってオモシレエと笑えるかどうかが鍵だ、的なことを私は前から考えている。そういう強靭な精神に美しさを感じるからだろう。それに倣ったわけである、と言っておこうと思う。いくらキツイにせよ死ぬわけではないのだから。さて、じゃあ頑張りますか、と立ち上がる。リソースが限られているときに必要なのは取捨選択――つまり、優先順位を考えて、使える時間をうまく割り当てていく、という精神だ。どうしてもやらなければならないことだけをやろう、とまずは意識する。あとでやれることはあとでかまわない。取り返しがつくことはあとで取り返せばいい、という志向だ。効率最優先。どうにか9時間が過ぎ去って、なんとかなったな、という思いとともに家路についた。珍しく上司と一緒に帰る。帰りに勢いで本を買ってしまった。おそらくストレス解消を狙っていたのだと思う。本を買うのは楽しいからだ。偶然見つけた数学についての新刊が非常に魅力的だった。買ってしまいそう。