世界は称賛に値する

日記を書きます

サメ警報、グレートウエスタントレイル、で遊んだ(黄色ボードゲーム会)

黄色ボードゲーム会 2018/01/27

▼▼黄色ボードゲーム会。がっつり遊びすぎて二つしか遊べなかった。図抜けてよいもの二つだった。『サメ警報』→『グレートウエスタントレイル』という順番で遊んだ。



サメ警報

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▼▼32枚ずつあるイルカカードとサメカードを、置くかめくるかする、だけで、これほどの探り合いと戦術が可能になる、という思考の鋭さに衝撃を受けた。非常に好きだ。サメ三枚集めてサメ警報を発動させるか、イルカカード7枚集めてイルカの群れ発見、で勝ち。






グレートウエスタントレイル

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▼▼牧場からカンザスシティまで牛を売りに行く。すごろく的な形状を使ってこんなに悩ましくて気持ちよいゲームが作れるのだな、と、こちらも衝撃だった。牛を買うことによるカード購入と、デッキ構築。要素要素の噛み合わせのよさと比率の程良さ。すごい。

非言語感覚で人を強気に判じたりしたくない(たぶんフォーカスは「強気」)

▼▼思考というか論理というか、が、あんまり介在していない気のする脳内の動きを、背景にして、こうしないと駄目だろ、って人様に言う──言ってのけてみせる、のは、好きじゃないなあ、とも思ったのだけれど、程度問題として、いくらかはやっているだろうな、とも思った。強気すぎる強情すぎるのは好きじゃない、とも思ったけれど、如何なる線が「やりすぎ」を決めているのか判らないか、とも思った。誰かが傷つくであろうと想像できる台詞を吐く時に、思考や論理が介在していない脳内の動きを、背景に、していたくはない、と思うところは、ある、のだけど、まあ、理想の範疇かとも思う。

Steamで『シヴィライゼーション4』を少し遊んだ

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▼▼紀元前から近未来まで時間経過してゆく中で、一つの文明を築き、ほかの文明と交流し戦争しながら、勝敗を決めるゲームの傑作『シヴィライゼーション』に、初めて手を出した。以前の安売りの時にシリーズの4を買っていたのだけど、ふと気になって改めて検索してみたら、数年前に日本語化が可能になっていて(Steam版では内部的に日本語化は不可能とされ、長らく、日本語では遊べないでいたのだ)(シリーズの中だと4は極めて評判のよい一作らしく、6まで出ている現段階であっても変わらぬ人気があり、日本語化の需要もあったようだ)、手が出しやすくなっていたので、じゃあやってみようかな、と思ってしまったのだった。軽々しく思い立ってしまった。なかなか危険な橋であった。評判通りの「時間が泡のように消える」ゲームだったからだ。ひさしぶりに「寝ないでやり続けてしまおうかな」という思考が頭をよぎった。
▼▼文明を興隆させてゆく中での、可能な行為が増えてゆく足取りの調整の程良さと、国家運営に細かいところに対する自動化の手軽さと便利さが、珠玉だ、って思った。流石に言われるだけはある!と少し怖くなりつつも感嘆し感激した。目の前に出てくる一手一手は手軽なのに、流れはいつか決定づけられ、しかし未来は果てしなく、国家の繁栄と技術の発展の中で、非常にわくわくする未来像を想像させられてしまう。といった図抜けた調整によって、とりあえず次のターンが見たいぞ……! って毎回思わせられてしまう。延々とクリックを繰り返させられてしまう。
▼▼初プレイだったこともあり、国家運営に無理が来て、がたが来て、勝てないな、ってなったので、今回は納得しながらやめられたのだけど、もしもうまく物事が運んでいってしまっていたら、結局、あのまま寝ずにやってしまっていたんじゃないかなー、っていう気はしている。やるならやるでうまく付き合っていかねば、と思って、精神を整えた(整調のためにこれが書かれた)。

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Steamの『Kenshi』で少し遊んだ(PCゲーム)

▼▼パソコンゲームのプラットフォーム「Steam」の出現によって、パソコンゲームで遊ぶための環境は非常に判りやすくなった。遊びやすくなったと思う。特に管理がしやすくなった。利用権の管理、アップデートの管理、オンラインの管理、あたりが統一されて理解しやすくなったのだ。以前は基本的に(いわゆるゲーム専用機と比較すると)下地の共通化が為されておらず、取っつきにくいところがあった。
▼▼『kenshi』というインディーズゲームが最近は話題である。まわりにも遊んでいる人がいて、話を聞いているうちになんとなく面白そうさに当てられたところもあり、買って遊んでみた。現状だとアーリーアクセス中のため安かったのも影響している、し、間もなく正式版がリリースされそうと聞いたことも影響している(アーリーアクセスは、開発途中版を遊べる仕組みで、テストプレイも兼ねつつ早期に遊ぶことができて、完成版よりおおむね安い。正式版が出た時には価格は高くなったりする)。
▼▼『kenshi』は剣士という題名ではあるものの、必ずしも「剣士」を目指したりするゲームではなくて、非常に広大なマップを好き勝手に生きてゆくタイプのゲームだ。リアルタイムストラテジーというジャンルの要素が強くて、かなり新鮮な味わいだった。『Skyrim』なんかを筆頭とするアクションロールプレイングゲームとしてのライフゲーム/サバイバルゲームは見かけることが多いのだけど、戦略/戦術ゲーム的な切り口で「オープンワールドの中でのライフゲーム/サバイバルゲーム」というのは、初めて見た。
▼▼特性として、複数人を操作できる、というところがあって、この特性の果てに、街すら作れる、といった要素があったりもするようだ。このゲームでは、特定の主人公的な人物がいるわけではなく、戦略/戦術ゲームのように、複数人が、操作できる対象になっている。初期状態の選びかたによっては一人で始まることもあるのだけれど、あくまでそれは「最初の一人」であって、ゲームを進めてゆく中で、いつしか徒党を組み、集団となり、組織になってゆく、ことになる。街にさえなる。といった流れを「ある一つの世界の中で生きる」ことにより築いてゆくことができる。厳密に言うなら、このあたりの面白さを持ったゲームを作るために戦略/戦術ゲーム的な操作系統が採用されたのだろう。
▼▼孤独と孤立の中で一つの物語が始まって、人を集め、人が集まり、集団が出来上がってゆく、といった要素をより面白いものにすべく、世界中に存在する様々な組織の「関係性」が、ゲーム内メカニズムとして構築されていたりもする。でもって、時間の経過と行動に合わせて細かく変動していたりする。▼▼結果、ある組織とある組織の対立に巻き込まれたり、ある組織と敵対したことである組織からも狙われ始めたりしたり、する。じぶんの「組織」もまた、その輪の中に巻き込まれていく。ということに、凄い!面白そう! とは思った。最初は一人で開発していた、という話を聞いて、マジか!とも思った。
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