世界は称賛に値する

日記を書きます

過去形と現在形つかいわけ

▼▼小説の一文を読んだ時に、現在形と過去形では、意味が、少し、変わる。雰囲気的に言えば、切実さや不安さが変わる印象だ。現在形は切実の匂いが強くなって、過去形は不安の匂いが濃くなる。気がしている。同じことであっても、現在形と過去形のどちらを選ぶかで、印象が、感覚が、気持ちが、少し変わる。変えられる。というような「変化させかた」を、日常的に活かせたらよいな、と思った──頭の中に浮かべる判断/文章を、現在形にするか過去形にするかで、遊べたらよいな、と思った。

ジャンドイッチで遊んだ(白色ボードゲーム会)

▼▼ボードゲームで遊ぶ頻度は今後も随時増え続けてゆくのではないか、と、一時は想像が可能なほど累加し続けていたのだけど、当然ながら、ある程度のところで落ち着きを見せてはくれて、最近では、時々、あいだが空いたりもしてしまっている。最近遊んでないなあ、といった間も出来たりしている。と思えば、逆に、ここのところなんだか妙に遊ぶ機会が詰まっているぞ、と思える状況に陥ったりもする。まちまちだ。でもまあここ数年で明らかに増えた。基本、平均、が高まったと思う。
▼▼という前文を読み返していたら、時間に関連する単語(頻度・今後・随時・一時・時々・機会・まちまち)が非常に沢山並んでいて、おお、と思った。近況報告をすると「時間単語」が増えるのかな? と想像もしてみた。が、違いそう、と結論できた。単純にこうして「時間感覚」の話をしているから「時間単語」が多いだけか、と思えた。だからまあ、風景感覚、作品鑑賞感覚、好悪感覚、等々の話をしているなら、当然、当該対象にまつわる単語の割合が増える、というだけのことだろう、と思えたのだった。▼▼単語の分類による内容比率の分析、普段の読書の時は、あまり持っていない目線なので、時々意識すると──意識できた時に、楽しいな、と思ったりする。如何なる種類の言葉を使いたい気分なのか、という分析は、好きな目線だ。




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▼▼瞬間的に白色ボードゲーム会を開催した。厳密に言うなら、ちょっと遊びましょうよー、って話が出て、ボードゲームを拡げた次第だ。『ジャンドイッチ』というカードゲームで遊んだ。いわゆる「麻雀」の匂いを纏っているボードゲームで、デザイナーも麻雀を愛好しているようだ。サクっと遊べる麻雀、が志向されているのだと思う。パンカードと素材カードでサンドイッチを作ろう、という空間である。パンカード二枚と素材カード一枚で「サンドイッチ」が完成する、というアイデアが輝いている、と思っている。二枚欲しくなるためパンカードを集めたくなるのだけれど、そのぶん、素材ばっかり捨てていると、ほかのプレイヤーに行動を読まれて、若干あぶない(人に取られてしまいがちな)ところが、うまく働いている。最近のお気に入りだ。

阿佐ヶ谷、散策、書楽

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▼▼阿佐ヶ谷に行って知人が出演している演劇を観てきた。知り合いの演劇を鑑賞すると評価を底上げ的に行なってしまう癖はあるのだけれど、意識的に差し引いてみても、おもしろかったんじゃないかと思う。思えている。特に差し引きたい欲はないが、これなら差し引けるだろ、と思えるのは気持ちがよいのだ。阿佐ヶ谷には、以前、一回だけ行ったことがあった。ラピュタ阿佐ヶ谷で『マイマイ新子と千年の魔法』を観ようとしたのだ。上映時期を検索してみたら2009年11月頃のことのようであった。勤務後に向かって、結局は間に合わず、散歩に切り替えた記憶がある。散歩の最中、素敵な書店に立ち寄った記憶もあったので、今回も、探した。駅前にある「書楽」だ。哲学や文学、芸術、歴史、科学、に関わる書籍が沢山置かれていると、素敵な本屋さん、と判断しがちである。八年が経過しても、書棚が同じように楽しくて、哲学絡みの本を、いくらか読んだ。最後には『幸福はなぜ哲学の問題になるのか』を買った。青山拓央の著書は『タイムトラベルの哲学』の時から好きである。読みながら帰った。

春夏冬中→スカルキング→マルコポーロの旅路→ボブジテン→ワンナイト人狼→ルールの達人→精霊回路ドライヴ、で遊んだ

黄色ボードゲーム会

▼▼雨が降っていた。比較的大粒の雨が降っている中、今回の場所でボードゲーム会を開催するのは、初めてだったと思う。濡れないように注意するのが大変だった。もうめんどうくさいので濡れちゃってもよいよ……、という気持ちも多少出た。被害はなかった。よかった。帰りにやんでくれてたのは助かった。
▼▼『春夏冬中』→『スカルキング』→『マルコポーロの旅路』→『ボブジテン』→『ワンナイト人狼』→『ルールの達人』→『精霊回路ドライヴ』という順番で遊んだ。人数はじぶん含めて四名。

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春夏冬中(初プレイ)

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▼▼季節と数字が書かれたカードがあって、各季節、四枚ずつある。数字を宣言してその数字の枚数を聞くか、季節を宣言してその季節の数字の合計数を聞く。という情報をヒントに「当たり」の一枚を当てる。推論ゲーム。推論ゲームは好きだ。限界ギリギリ(超過)感がすごかった。






スカルキング(初プレイ)

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▼▼各自が一枚ずつカードを出して、一番強い人が場のカードを回収する。最初に出した人の色で縛りが出来る。といった形状のジャンル「トリックテイキング」の、高評価の定番作。10ラウンド遊ぶけどラウンドと同数の手札が貰える、という切り口が素晴らしかった。めちゃくちゃ楽しかった。今回の最優秀作かと思う。





マルコポーロの旅路(初プレイ)

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▼▼ずっと遊んでみたかった、ずっと楽しみにしていた、比較的重量感のあるゲームである。シルクロードを旅しつつ、資源を集めて、街の特殊効果を使えるようにして、勝利点を稼いでいく。サイコロの目を配置して、置いた目によって、もらえる効果の量が変わる。おおきな特殊効果を一つ貰えることと、そのバランスが、名作の理由だろう。超好き。






ボブジテン(初プレイ)

gamemarket.jp
▼▼今年春のゲームマーケットの話題作、第一弾。買い逃していたけど、のちにイエローサブマリンで買えた。カードで御題が選ばれ、選ばれたカタカナ御題を、カタカナを使わずに説明する。回答者たちは一回だけ回答権がある。カタカナを使ったミスを見つけたらその指摘でも得点が貰える。「タブレット」を説明するのとか面白かった。







ワンナイト人狼

1nite-jinro.strikingly.com
▼▼遊んだことがない、という話が出たので、試しで遊んだ。アプリで軽く遊べるのが素敵だ。ヒントが少ないせいで運否天賦にはなりがちだと思う。人狼の「消されていく場の流れを見つつ推測する」ってところが楽しめないのは物足りない、と、ワンナイトに対しては思うようになったけど、わちゃわちゃやってるの自体はやっぱり面白いな。






ルールの達人(初プレイ)

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▼▼今年春のゲームマーケットの話題作、第二弾。ゲムマではものすごい数が完売したようだ。ラウンドごとに、二枚、カードを出す。片方は色と数字のカードであり、片方がルールのカードになる。ルールを達成できていれば勝利点獲得。各自が異なったルール的思惑のもとで争う、というぎくしゃくが楽しい。コツを掴むのに少し時間がかかった。






精霊回路ドライヴ(初プレイ)

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▼▼「パズル&ドラゴンズ」的な風情で、ボス戦を行なう協力ゲームだ。次々現れる雑魚敵を倒しているうちに、ボスが現れる。雑魚戦のあいだに準備を整えておく必要があるのか、と相談しながら戦った。ボスはドラゴンで、雑魚戦がわりとサクサクだったので、同じノリで戦っていたら、1ポイントだけ削れず、負けた。ぎりぎりの敗北はよい。

はてなアンテナスクロール

▼▼はてなアンテナを相変わらず活用している日々であり、消えてしまったサイトの登録を特に消したりもしていないので、下のほうまでスクロールしつつ眺めていると、郷愁気味の気持ちがだいぶ強く出てくる。更新が止まっているけれどまだ読めるサイト(単なる放置かもしれないけれど……)などには、強い感謝の念もある(とか言ってると、ひっそり読んでいることに気づかれて、読めなくされてしまうかもだが……)(もう時間経ったし昔の話だし、どちらでもよいや、なんてふうに思えてきた人がおりましたら、クローズドを解除してくれてもよいのですよ、と思っております)。▼▼いずれにせよ、好きだったサイトが──サイトの記憶が、今でも好きである。はてなアンテナをスクロールしながら懐かしんで、まったりする、といった行動を、年間、何回かは取っている。まあ今後も同じように取るだろう。なので、同じような日記を、今後もまた、書くに違いない。書くよなあ、書くかあ、書きたいな、と思いながら、書いた。最近あんまり言葉にしていなかったけど、前に書いたぞこれ……、ということをまるで気にせず、思ったなら思ったことを書こう、何度だって言葉にしてよいのだ、といった指針が、ここの日記に関してはあるのだ。

前半後半別テーマ

▼▼シリーズ前半とシリーズ後半が別の(対置的な)テーマによって読める、というような形状で編まれた物語が、けっこう好きである。漫画『彼氏彼女の事情』で前半が「彼女」の話で後半が「彼氏」の話であるのとか、小説『すべてがFになる」シリーズで前半五巻が犀川創平の話、後半五巻が西之園萌絵の話、として意識されているのとかだ。あんまり実例思い浮かばなかったけれど、綺麗に達成されているのを見ると、感激する。シリーズ通しての長期計画がうまくいっているのを見ると感激する、というだけな気もする。

彼氏彼女の事情 1 (花とゆめコミックス)

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すべてがFになる THE PERFECT INSIDER S&M

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