世界は称賛に値する

日記を書きます

低評価活動を引き算してから、穴埋めする技術

▼▼図抜けて素敵なものだけ、極めてよいものだけ、非常に素晴らしいものばかり、期待や信用に足るもののみ、見せようとすると──つまりは隠そうとすると──言い換えるなら見栄を張ろうとすると、まあまあすかすかになる、というか、隙間が出来る。結果、量が減る。言葉で言うなら発言が減る。行動も減るかも(見せる行動が減る?)。
▼▼評価経済社会、という、旧来の「貨幣による経済活動」ではなく「評価による経済活動」(が現代では浸透してきている、という観念)を見つめる眼差しで見るのなら、前述したような「減った言葉、および行動」を、如何にして埋めるか、っていうところが、大切になってきたりするのかな、と思った。評価経済社会にうまく適合し、稼ぎながら渡り歩いているような人は、このあたりの技術に長けているのかも、と思った。


▼▼人に推奨する基準を、厳密にして厳選すると、口数が減る。▼▼まあまあなんとなく面白かった、くらいのものについては黙っておき、ほんとうによかったものだけを人に薦め、時に、ほんとうに駄目だったものだけを貶す、といった指針を選ぶことによって(口数は減るにせよ)獲得が可能になる信頼や信用のようなものを、けっこう欲しがっているな、と数日前に少し自覚して、でも口数が減っちゃうよな……、口数が減ること自体はあんまり望んでないし、しかも、口数が減ることによって、むしろ、信頼や信用が得られにくくなったりもするのでは……? なんて思ったりもしたので、迷いながら改めて周囲を眺めてみたら、減った言葉の隙間うまく埋めている人がいる気がするぞ、と思えてきたため、このあたりの埋めかたが大切なのかもなー、と考えてみたのであった。