▼▼親切と礼節とお節介と優しさと善の構図を整理しておきたい欲がある。というか、綺麗な風味で語れるようになっておくとよさそう、というのを以前からけっこう考える。誰かに何かをする時――親切とか優しさとかなんかそういう方向性のことをしようと思い立った時に、じぶんの行動にまつわるこのあたりがしっかりしていると、動きがよくなりそう、滑らかになりそう、変なところに引っ掛からずに済みそう、という予測がある。
▼▼勤務が終わったあと、ジュンク堂に寄った。『魔法の色を知っているか』森博嗣、『自分では気づかない、ココロの盲点 完全版 本当の自分を知る練習問題80』池谷裕二、『るるいえびぎなーず』内山靖二郎、の三冊を買った。
▼▼やりかたAとやりかたBが定番の方針としてあって、どちらも使いかた次第、どちらにも有益有害がある、というふうになっているような時に、こっちのほうがじぶんは得意な気がする、と思えることがあって、まあでも実際のところは、ちゃんと両方をしばらく試し続けたりしてみないと、ほんとうにじぶんがどちらを得意としているか、という問いに対する答えは出なかったりするんだろうし、でも両方に対してそんな時間をかけまくることはできないこともあったりするだろうし、と同時に、じぶんのことはじぶんが一番よく判ってる、的に、何となくこっちが得意っぽい、という判断が妥当だとも言えないと思うんだけど(勘違いの可能性がけっこうあると思うのだけど)、それでも、まあこっちのほうがじぶん向きかな、という感覚自体は大切にしてあげてもよいのかなあ、という気はしている。大切に思うほうが好きだ、と思っている。
▼▼優先する、んじゃなくて、大切にする、なんだけど……。
▼▼じぶんのことをじぶんはこう思う、という判断、間違ってることが非常に多い印象はあって、当てになると言ってよいか判らないというか、基本的に当てにならんかもとすら思ってるところがあるのだけど、だからまあ、その感覚を当面の指針として優先してみせるほうがよいのかどうかも判らないのだけど、だからといって、あっさり軽んじてる光景を見ると、いや軽んじるのは違うでしょ、という気持ちが出るのだった。妥当性的なものは当てにならないにせよ、軽んじちゃ駄目、という謎の感覚があるようだ。
▼▼間違ってるかもしれない。むしろじぶんが思うことなんてだいたい間違ってる。でも、じぶんの思ったこと自体は、軽く見ない。頭が提言してくれたことを、毎回大切に思って、でも、毎回間違ってるから、毎回間違ってるよって却下する、みたいな、切りのない頭脳信頼と頭脳却下の繰り返しをしろ(常に「最初から無碍にしない」の繰り返し)で生きていくことのよさ、みたいなものを感じてるのかな。信奉してるのかな。
魔法の色を知っているか? What Color is the Magic? (講談社タイガ)
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