世界は称賛に値する

日記を書きます

2023年12月26日(火)現状レイヤーを見定めたい

人間誕生後レイヤー

年越しまで一週間を切った。時節や暦を意識しないでいられる眼差しも並立させておきたいものだ、という思いはある。あくまで「人類が誕生したあとに追加された新規レイヤー」であることは忘れずにいたい。レイヤー結合させないよう注意しておこう、とはずっと心に決めているのだった。「世界根本的なレイヤー」と「人間誕生後レイヤー」が異なっている可能性に思い至れていたほうが、精確に物事を認識できるに違いない、という期待があるといえるかな。それと同時に、レイヤー結合されていない「複層的な眼差し」こそが心の安寧に繋がるんじゃないか、と感じているところもあると思う。不満も苦痛も欠点も、「人類が誕生したあとに追加されたレイヤー」上だからこそ結実させられているところがあるため、なんというか、レイヤーのスイッチングが可能なら、それによって無化できるじゃん、と理解している次第だ。といっても、デジタルペイントソフトのような、後腐れのないサクサクとしたレイヤー切り替えは、流石に難しくて、人間の精神におけるレイヤー切り替えは、あくまでヴァーチャル的というか、エミュレート的というか、別レイヤーの影響から完全に逃れて別世界を構築できるほどのものではないのだけれど(文脈は引きずってしまうというか、余韻は残ってしまうというか)、しかしそれでも、スイッチングを意識するかしないかで状態はおおきく変わる。質が変わると言ってもよい。フォーカスの濃淡が変わり、見つめる瞳の「軽視/重視」のフィルタが変わる。変えることを意識できる。