世界は称賛に値する

日記を書きます

ビジネスの成功要件

 ビジネスについて書こうとすると歯切れが悪くなるなあ。まあ、たぶん、要素が多すぎるからだろう。
 成功要件が「これだよ」と一言で言えるような形で、わかりやすく整理できていないせい、かなー。あるいは、一言で言ってしまうことで、言ってしまったあとで、不足があるように思えて、あとあとこのあたりをうまく補填しとけばなんとかなるでしょ、嘘にはならないでしょー、というようなことを思えるような形で──あとで修正箇所をすぐに特定できるような、理解を持った形で、整理しきれていない、せいだと思う。
 複雑だ、複雑すぎるぜ、という判断がすごくあるのだ。で、一言二言、何か感想や意見を述べることはできるけど、それを書いてるうちに、これだけじゃ不足してるなー……片手落ちだよなー……嘘にさえなりそうだし……あとで何か言わないと駄目だけど、何を言ったら補完できたことになるんだろー、というような予感やら嫌悪感やらがガシガシ湧いてきて、うわーん、ってなるのだ。この結果が、歯切れの悪さになる。
 今は──昨今は、なんていうか、思いつきをどれだけ書きたいように書けるか、という意図、作戦、計略、策謀、などの優先順位を高めて執筆をしている時期だったりするので、無理矢理にでも書いてみて、結果、あーこれ嘘かもなー、少なくとも正確じゃないかもなー、と思いながらも、公開していたりするけれど、こういう書き方をやめたり、それなりの強度や精度、クオリティを求め始めるようになったら、やっぱり、もうちょっと、いろいろ考えて書くようになるだろうとは思う。耐えきれなくなるような気はする。ちゃんと書かないとね! って思い始める可能性は非常に高い。──なんていう漠然とした表現にしておかないと大変なことになるなー、言い訳効かなくなるなー、と思うくらい、至極自然に思ってしまっているので、可能性が高い、とかじゃなくて、確実に思ってしまうに違いない。それくらいは経験的に予測ができる──できる範囲の話だ。
 ビジネスはさあ、ほんと、何が成功要件なのかわからない。
 つまり、何に力を入れればいいかわからない、というか、一箇所に重点的に力を入れてしまっていいのか、しまうのがいいのか、が、わからない。いやもっと言うと、一箇所だけこだわっちゃ駄目! ぜんぶよくしろ! っていう声がすごく聞こえてきてしまう領域だ、と認識するようになってきていて、迷いまくる。認識してしまうようになってしまってきていて、困惑しまくりなのだ。
 今日は新人指導があって、まあ、いろいろやった。結構頑張った。新人指導をやっている時は、やっぱり人がナンボだよねえ、人を育ててナンボじゃのう、やる気賢さ等等がある人間を集めてナンボやでー、とか感じ始めてきたり、思ったりしてしまうことがあるのだけど、人材がよければいいってわけじゃないだろ、って、冷静になったらやっぱり思うし、ほかにも、業界とか商品とか、成功要件と思えるような要素は、実際いっぱいある。売場のよしあしとかだってあるし。でもって、このへんも、そのへんに注力する(目が向く)たびに、大事なのはここやねえ、ここをがんばろう! って思い始めてしまうところがある。
 こういううろうろ感、まとまりのなさ、整理できていなさ、が、ビジネスってわからねえ、頭の使いかたがいまいち安定させられないなあ、と思ってしまうことの、根源にあるようだ。いや、自分の知性の欠如によるもの、限界なだけ、って気もするのだが、そんな風に言って自嘲して諦めるっていうか、まあこんなもんでしょ、って思い始めるのは好きじゃないしなー。もうちょっと工夫しようというか、いろいろやってみたい、と思うので、まだまだ試行錯誤している。
 素直に、純朴に、いままでの仕事の実経験とビジネス書等等で人に話を聞いたことなどをまとめると、成功要件的な要素は、基本的に、六個かそれくらいはありそうで、六個かそれくらいを完璧に目指すとよいぜ、という判断に、つまりはまとめられそうなのだけど、そのやりかたにうまいことすがらず、あるいは、すがれず、結局「目の前のことに注力してしまう」癖が抜けないのは、時間がないから、あるいは、少ない時間でその六個くらいの要素を全部気にするためには、どういう頭の使いかた、振り分けをすればいいか、まだまだ全然見当がついてないから、なのかなー。考えれば考えるほどそんな感じのような気はする。ほんとはやらないと駄目なのわかってる。でも、どうやっていいか全然わからないし、うまくいかないし、つまいR難しそう大変そうなので、逃げている、と言ってもよい。
 うわー、書いてるうちに、逃げてるだけだ、って結論に近づいてきてしまった──気づけてきてしまった。自分的にはものすごくよくある文章展開、思考展開ではあるのだけど、やっぱり全然慣れないっていうか、やはり、いつも通りへこむなあ。
 へこんだ。
 逃げていることを自覚するのはへこむ。でも、わくわくするところも数割はあって、そこはいいところかなー。長所と言ってもよいかもしれない。自分で言うのもなんだが、長所なんて人に言ってもらうのを待つようなものでもないのでは? みたいなことを最近は思うかなー。ヒトリゴトでもいいから自分で言えば? という話である。? 違うかな? まあいいや。とにかく、長所は自分で自覚せよ、長所くらい自分でちゃんと思え、っていうようなことだ。自慢たらしく公言することを推奨しているわけではないけど、待ちよりは、そのほうがまだマシかも、くらいは思ってしまう、かな。