- 作者: 本多正克
- 出版社/メーカー: すばる舎
- 発売日: 2006/01
- メディア: 単行本
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P.118
私はまず、POSデータを参考にして、どんな商品が売れているのかを把握していきました。そして、放っておいても売れていくような売れ筋商品と、少し工夫をすれば売れる商品に分けていきました。
そして、少し工夫をすれば売れる商品の一つひとつに、簡潔なキャッチフレーズと商品説明のポップを手作りしていきました。こうした工夫で売れ筋に化けていく商品は、お店の中に意外と埋もれているものなのです。
ポップをつくる際、三つのポイントがあります。
1・わかりやすいキャッチフレーズ(喋り言葉でストーリーを持たす)
2・細かくせずに、大きくはっきり(特に値段やうんちく情報)
3・イメージイラストなどワンポイントを加える
ただし、店内に情報が多過ぎると、インフォーメーション効果は薄まります。目安としては商品全体の20%程度だと考えています。たった20%の商品でも、一つひとつにキャッチフレーズと説明用のPOPをつけていくのは、かなり大変な作業です。
なお、キャッチフレーズ等は定期的に変更することで、インフォメーション効果がより高まります。店舗全体の売上も大きくアップしていきます。これは小売業だけではなく、飲食業やサービス業でも言えることです。お客様への伝え方を変えるだけで、いくらでも売上げを伸ばせるということです。