- 作者: 金城一紀,矢ヶ瀬智子
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2005/07/01
- メディア: 単行本
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▼強さが欲しかった。気合が欲しかった。私は基本的に負けず嫌いだから、強く美しく生きている人間を見ると、悔しさを覚えて、かなり気合が入る。負けてらんねえ、という感情が原動力になりやすい人間なのだ。我ながらわかりやすいな、とは思うけれど、そういう傾向があることは否定できない、とも思う。そして、強く美しく生きている人間、というのは、別に実在の人物でなくてもいい。物語の登場人物でもいい。金城一紀氏の小説に登場する人物たちは、とても強く美しく生きているように見える。だから、金城一紀氏の小説を読むと悔しくなるし、結果として、気合が入る。それを欲して買ったわけだ。