世界は称賛に値する

日記を書きます

トリック・オブ・スパイとリカーーーリングで遊んだ(白色ボードゲーム会)

▼▼近場に行くし若干だけど遊ぶ時間がありますよ、という話をうかがったので、じゃあ遊びますかー、という流れになった。最近は「遊ぶ」と言うとボードゲームのことを指し示してしまう場面が増えていて──増やしてしまっていて、あんまりしつこくボドゲボドゲ言ってるのもどうなの、と思うところはあるし、提示はしておくにせよ、変に強く推し進めすぎないようにしよう、と気をつけているところもあるのだけど、すでに推薦済の相手で、推薦を踏まえて「遊びたい」と言ってもらえるなら、遊ぶにやぶさかではなく、というか非常にありがたい話であって、今回もまあ、ありがたく遊ばせていただきましょうー、と、話に乗った。わーいと思った。
▼▼『トリック・オブ・スパイ』と『リカーーーリング』で遊んだ。三人プレイ。白色ボードゲーム会だった。



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白色ボードゲーム会

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『トリック・オブ・スパイ』

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▼▼一ヶ月のうちに三回遊んでいるゲームって初めてだ、と思った(一ヶ月のうち三回遊ぶ機会がそもそも以前はなかったけど)。毎回遊びたくなるくらい気に入っている。ぜんぶで27枚(1~9まで、赤・青・白の3色)あるカードのうち、1枚を裏返しにして「機密文書」として扱う。でもって、おのおののプレイヤーは「機密文書」を狙うスパイを模すことになる。機密文書以外のカードはそれぞれの手札になって、手番ごとに、場に出されてゆく。じぶんの持っている手札のカードと、場にだされたカードを情報として眺め、さらに、この場面であのひとがこれを出さなかった(出せなかった?)ということは、という推理も含めながら、秘された「機密文書」がなんであるかを想像してゆく。手番ごとに勝敗が決まり、最上と最下のプレイヤーだけが、「機密文書」が何であるかについて「数字」や「色」に賭けることができる。最終的に、それぞれの手札が一枚になったところで、「機密文書」は開示される。で、それまでに「賭けたもの」が的中していたところのぶんだけ、得点が獲得できる。というようなゲームである。それぞれの得点に関するバランス調整がすごくよくて、素敵だった。逆転する可能性と逆転しづらさのバランス感覚のよさ。






『リカーーーリング』

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▼▼やってるあいだは楽しいけれど、勝ちかたがぜんぜん判らない、と評判だ。遊ぶのは二回目。相変わらず訳が判らない、と思えてきて若干不穏な印象も持ち始めたけど、あと数回遊んでいけば少しは掴めるんじゃないかな、という気もしたりして、でも、掴めた場合に判る「こう進めればよいのだな」って形状が、好きなものかどうか、ちょっと怪しいぞ、という予感もあったりして、難しいものだな、と思ったりもしている。遊びかたが明瞭になってきた時のほうが好きじゃなくなってしまうのではないか、という可能性を多少感じるのだった。とはいえ、これもまた誤認の可能性はあるわけで、それに、好きなら遊ぶしかないところもあって、つまり、進んでいくしかない気もするはする。そして/とはいえ、現状では、なんかこう、目新しさというか、斬新さ、ほかにはない味わいだ、という意味で、やっぱり好きではある。変なもの考える人がいるなあ、と、毎回気持ちよくなっている。