- 作者: 須賀しのぶ
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/12/22
- メディア: 文庫
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▼▼重い病に臥せっている皇子アルゼウスの影武者にさせられたカリエ。彼女は帝国の皇位継承者としての教育を受けるべく、カデーレ宮殿に入ることになった。カデーレ宮殿で彼女を待っていたのは、選帝のライバルとなる、ドミトリアス、イレシオン、ミューカレウスの、三人の皇子。特に歳の近いミューカレウスの言動は挑発的で、何かにつけてカリエにからみ、ついには決闘をする羽目になってしまうのだが……。ってのが編集部概略。
▼▼続篇が楽しくなるだろうと想像できるので点数は抑えておこう。と思うほど素直に楽しかった。現状では飛び抜けた要素はなくて、単純に今後の活躍に胸躍る雰囲気だ。もしかして敵になるのかなと思ってたミュカも期待できそうで、ほんとうにわくわくする。継承問題の困難なども、想像できるようになってて、楽しめる時期に読めたなとも思った。
[★★★★]