【1】成功する人の時間術(ユージン・グリースマン)
- 作者: ユージングリースマン,B.Eugene Griessman,門田美鈴
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 1996/05
- メディア: 単行本
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
すべての時間の管理法が、あらゆる読者、あらゆる人物、あらゆる状況に役立つとはかぎらない。矛盾するものもある。たとえば、礼状を四八時間以内に書くという時間管理法。しかし、毎月一回、特定の日を礼状書きに充てており、それで他人の不興を買ったりしていないという人もいる。自分の場合に役立つかどうか、自分で決断し、選択することだ。
生活を根本から改革しようなどと気負う必要はない。しかし、一度に一つの方法に取り組むのは、きわめて簡単だ。一度試してみて、効果があれば、それを日常生活に取り入れる。それから、また別のものに取りかかる。徐々に量を増やしていけば、たいていのことはできるようになる。
まず五%の改良を心がける。一時間につき三分である。五%の改良は、組織に奇跡をもたらす──組織ぐるみで実行すればの話だが。私はセミナーに従業員を派遣する部課長にこう言っている。「もし私がセミナーの参加者にこれまでより五%効率的に働くように指導し、皆さんが二〇人の部下をセミナーに派遣すれば、従業員をもう一人雇うのと同じ効果があります」▼▼緻密な理論立てと沢山の具体例を両輪にして回しまくることが、改善と工夫と変化を進め、活かす、唯一の道である、と、最近はほんとうに強く思うので、時間術系の具体例が欲しいなあ、なんて思っていて、具体例ならおすすめはこれでしょう、なんていう話を聞いて、至極素直に従ってみた、のであった。絶版なのかな。というのも後押しだった。